雪あかり点灯前を散策 バックヤードツアー始まる


 小樽雪あかりの路の灯りが点灯する前を散策する「バックヤードツアー」が、2月7日(土)・8日(日)・11日(水・祝)・14日(土)・15日(日)の5日間の日程で始まった。
backyardtour1.jpg 今年で7回目を迎え、過去の経験を元に、さらに快適に楽しんでもらおうと、今年度から、15:00から16:00までにホテルヴィブラントオタル(色内1)に集まり、随時スタートする。
 ガイド役には、小樽の歴史や見所などの知識を有する小樽案内人の有資格者30名ほどが、ガイドとサブガイドの2人で5・6人を担当して出発。運河会場の浅草橋街園から中央橋、駅前通りを通過し、手宮線会場を散策し、日銀通りを下り、同ホテルへ1時間ほどかけて戻ってくる。
 初日の7日(土)は35名の参加。2日目の8日(日)は、雨を懸念してか15名の参加と少なかった。15:15には、3班目となる札幌から訪れた家族連れ3名と東京からの2名が出発。小樽案内人の新田さんと山本さんがガイド役を務めた。
backyardtour2.jpg 運河の歴史や周辺の歴史的建造物、鉄道発祥の話など、いくつかの主要な案内箇所に加え、それぞれの案内人の判断で説明を加えたりと、小樽を知る工夫を凝らしている。
 あかりを点灯する17:00に合わせ、運河では、丁度、浮き玉キャンドルが散策路に運び込まれ、手宮会場では外国人ボランティアなどが、オブジェを手直しする様子など、まつりを盛り上げるための裏方スタッフの作業を見ながら、雪あかりの路にまつわる話を聞く。
 会場を彩るワックスボウルやスノーキャンドルの作り方を見学し、コース終盤には、日銀通りの建造物の解説があり、同ホテルに戻り解散となった。
 東京から訪れた女性は、「山形県米沢市の出身で海がない所で育ったため、運河の古い写真は興味深く見せてもらった。今日は、雪あかりの路を楽しみ、小樽に宿泊する」と話した。
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 札幌の小学5年生女子は、「学校の授業の中で、雪について発表する予定があり、札幌雪まつりでも良かったが、あえて小樽雪あかりの路を選んだ。小樽の人の話を聞き、雪あかりは、町をあげて盛り上げていると知り、良いことだと感じた。何度か小樽へは来たことがあるが、今回ツアーに参加して良く知ることができ、より興味を持った」と話した。
 バックヤードツアーは、11日(水・祝)・14日(土)・15日(日)の15:00から16:00まで、ホテルヴィブラントオタルに集まり、随時出発。申込や参加費は不要。同関係者は、多くの参加を呼びけている。
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