五月人形展と梅酒祭り 田中酒造本店


5ningyo1.jpg 小樽の地酒専門店の田中酒造株式会社・本店(色内3)は、端午の節句が近づく、4月9日(木)から5月10日(日)まで、ひな人形司の山田祐嗣氏が所蔵する武者人形などの五月人形が段飾りに展示されている。
 市民から寄贈された同店所蔵の鎧飾りやのぼり旗など約7セットを展示し、訪れた観光客らは、豪華な五月人形に興味深く見入っていた。
 3回目となる五月人形展は、屏風やこいのぼり、菖蒲や柏、ちまきなどの小物などと、端午の節句に飾る武者姿や勇壮な人形の武者人形(金太郎や鍾馗など)を段飾りで展示した。
 のぼり旗や縁起物の「千成瓢箪(せんなりひょうたん)」が飾られた竿など、それぞれに意味があり、五月人形と言っても奥が深く、子どもの成長や将来を願う思いが込められ、ひな人形に負けず劣らず、日本の歴史を反映している。
5ningyo2.jpg 日本の神話に登場し、日本の初代天皇とされる神武天皇の武者人形も展示され、歴代天皇が継承したと言われる三種の神器「鏡・勾玉・金の鷹がついた草薙の剣」を持ち、人形1体からもいろいろな歴史を伺い知ることができる。戦後、魔除けや学業成就に効く鍾馗(しょうき)の武者人形とセットで飾ることが多くなった。
 同店が所蔵する鎧飾りは、絢爛豪華で、端午の節句に子ども達の健やかな成長を願う思いが込められている。
 嵐代志子店長は、「日本の歴史が詰まり、どれも奥が深いものばかり。ぜひ、この機会に様々な五月人形を楽しんでもらいたい」と話した。
 また、梅が咲き始める季節の恒例となる「おたる梅酒祭り」が、田中酒造亀甲蔵(信香町2)と本店(色内3)で、4月24日(金)〜5月10日(日)の9:00から18:00までの日程で同時に開催中。
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 6回目となる梅酒祭りは、本店では、道内外からの20種類の梅酒を取り寄せ、リキュールや果実酒、梅酒祭りに合わせた新発売の「梅豆乳甘酒」や、新倉屋に製造を依頼した「梅カスタードケーキ」、梅酢や梅味噌・梅ジャムなど、梅にちなんだ商品が店頭に並んでいる。
 亀甲蔵限定の気に入った梅酒を決めるコンテスト「梅酒大試飲会」を、24日(金)・25日(土)・5月2日(土)に実施し、道内外の梅酒やワイン・リキュールなど約25種類の試飲を楽しむ事ができる。
 問合せ 0134-21-2390 おたる梅酒祭り実行委員会(田中酒造株式会社内)
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