花を楽しむヒント満載!マミーフラワー・デザイン展


 植物を素材に様々な手法で楽しむ「マミーフラワー・デザイン展・十人十色展」が、7月8日(水)から12日(日)まで、市立小樽美術館(花園2)1階市民ギャラリー2で開かれている。今年のテーマは「Herb&Aroma」。様々なハーブや花々と香りが楽しめる展示会となっている。
 マミーフラワーデザインスクール小樽指定教室宮澤由佳氏が主催する同展示会には、小樽市開催のはつらつ講座「楽しいフラワーデザイン」の受講生5名と、アシスタントと宮澤氏9名の、ドライフラワーやリース、ミニブーケや壁掛けなど55点を展示している。
mamiflower.jpg 5月に開講したはつらつ講座の受講生は、リースとコースターの壁掛けを出展し、講座内で制作に励んだ学習の成果を発表する場となった。
 小樽在住の宮澤氏は、1982年に華道家元池坊に入門し、1985年に教授資格を取得。1987年に、幅広いジャンルを持ち、身近な花々を演出するマミーフラワーデザインスクールに入学。その後、キャンドルマスターや押し花、ハーブ、アロマテラピーアドバイザーなどの資格を取得し、講座や教室で多くの人々を指導。
 吸水性スポンジや剣山などを使わずに、自然素材で花を立てたり挿したりして楽しむ手法を取り入れている。マミフラワーデザインの基礎と合わせ、宮澤氏のセンスでひと工夫し、多種多様な作品を指導している。
 今回使用した花やハーブは、自宅の庭で育てたものばかりで、取り寄せた花やハーブは一切使用していない。作品を引き立てるハンカチもハーブで手染めしたものを使用し、花器も手作りしている。
 育てたハーブを押し花にしてカードに貼り付け、植物標本のように仕上げ、14種類を展示したり、コンパクト(手鏡)に押し花を装飾したり、様々な所に、花々が使われている。
 バラをポイントにオレガノやレディースマントル、ヒソップなどを添え、ブーケにしている。空き容器やワイヤーで花止めしたり、家庭での花の楽しみ方などがアイディア満載の展示会となっている。

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 はつらつ講座受講生の情野幸子さんは、「初めてリースを制作し、美術館で発表すると聞いてびっくりした。講座が楽しくて終わるのが残念。先生の話も楽しく、良い勉強になった。作る喜び完成する喜びが感じられ良かった」と話した。
 宮澤氏は、「暮らしの中で楽しむ花、活かす育てる、プレゼントにするなど、ちょっと手間をかけ工夫することが大切。身近な生活の中で、背伸びをぜず、自分の手を動かして簡単なものを楽しんでもらいたい」と話した。
 なお、来場者には、宮澤氏の庭のセージから取った種を配布している。
 マミフラワー・デザイン展 十人十色展 Herb&Aroma
 7月8日(水)〜12日(日)10:00〜16:30(最終日15:00)
 市立小樽美術館(色内2)1階市民ギャラリー2
 マミフラワーデザインスクール
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