第10回OSS美術展 活き活きと多彩な作品


 OSS・小樽しりべしシニアネット(古田重雄会長)は、第10回美術展を、9月3日(木)から6日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民・多目的ギャラリーで開催している。
 同展は年1度開かれ、50代後半から80代後半までの会員約60名の絵画・版画・書・写真・パソコン画・加工写真・文芸・手工芸の約300点を展示している。
occnet1.jpg 展示作品は、各クラブ活動で制作した作品や趣味として個人が励んで制作した作品を持ち寄り、どれも趣味の域を超えたレベルの高い作品ばかりで、来場者の目を楽しませている。
 同会は、平成15年2月に設立。50歳以上でパソコンを持ち、メールの送受信ができる人なら誰でも入会でき、「支えあい、学びあい」の精神からシニア世代の範たる向上心を持ち続けて努力し、今年で創立13年目を迎えた。現在の会員数は138名(男54・女74)で、平均年齢は73.24歳。年齢に拘らず、元気に活き活きと活躍している。
 過去の経験や趣味を生かした、カラオケとダンスの会やパークゴルフクラブなど12のクラブがあり、いくつでも入会は自由。旅行会や施設見学もを実施。
 手工芸クラブでは、多彩な作品がずらりと並び、クラブ員全員で作った、布製の風鈴が会場中央に吊るされ、華やかさが増し評判が良かった。
occnet2.jpg 作品は、割烹着や入院用のバッグや裁縫バッグ、帽子など実用的なものから、ネクタイで作ったポーチなど、どれも丁寧に作られたもの。
 昔に身についた裁縫の技術をこの場で生かし、仲間とアイディアを共有しながら、思い思いの作品を楽しみながら発表している。着物や浴衣をリメイクしたおしゃれなスカートとベスト、割烹着に変身させ、来場者の関心を集めた。
 また、写真から川柳を詠んで発表した山吹和康さんは、多彩な才能を発揮し、楽しみながら作品づくりに取り組んでいる様子だった。
 古田会長は、「シニアでも若くて元気があり、社会的にも楽しめることを広めようと始めた。会員それぞれに担当があり、協力しながら参加している。過去に手芸の技術を持っている人が皆さんに伝えたり、お互いに刺激になっている。皆さんの作品を、是非見てもらいたい」と話した。
 実習コーナー(13:00〜16:00)
 3日(木)写真入りクリアホルダーを作ろう
 4日(金)パソコンで絵を描こう
 5日(土)フラワーマグネットを作ろう
 6日(日)加工写真を作ろう(〜15:00)
 第10回OSS美術展 9月3日(木)〜6日(日)10:00〜17:00(最終日16:00)
 市立小樽美術館(色内1)1階 市民・多目的ギャラリー 入場無料
 小樽シニアネット
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