新規高卒者の就職促進会! 19事業所と49名が面談


 小樽公共職業安定所(ハローワーク小樽・色内1)は、平成27年度新規高卒者就職促進会を、10月28日(水)13:00から15:30まで、グランドパーク小樽(築港11)5階樹林で実施した。
 余市1社を含む小樽市内の19事業所が一堂に会し、平成28年3月高校卒業予定者の内、就職を希望する未内定者の同安定所管轄の9校49名が、緊張した面持ちで面接相談を行った。
 毎年この時期に開催される同就職促進会は、地元で就職を希望している高校生に、できるだけ多くの就職機会を提供し、早期に採用内定が得られることを目的とし、道内では、札幌・旭川を皮切りに、全道10ヶ所で開催されている。
1028hellowwork.jpg 今回は、小樽・余市の19の事業所が18ブースに分かれ、営業事務・製造工員など31の職種から63名の求人があった。昨年度は、19事業所の24の職種から48名の求人だった。
 会場では、各事業所の担当者と学生が向かい合い、面談(1次面接)を実施し、緊張した雰囲気に包まれた。学生の希望があれば、複数の事業所と面談するもことができた。
 同所では、管轄の「小樽市、余市郡(余市町・仁木町・赤井川村)、積丹郡(積丹町)、古平郡(古平町)」の事業所より、6月20日から求人受付を開始している。
 厚生労働省・北海道労働局では、10月28日付けで、平成28年3月新規高等学校卒業者の職業紹介状況(9月末現在)を発表した。
 その中で、求職者数は、前年同期に比べ93名減少の8,434名で、道内求人数は13,050人、前年に比べ1,801名増加。小樽をはじめとする全道19地域で前年同期を上回った。道内求人倍率は1.55倍。前年同期に比べ0.23ポイント上昇。昭和61年3月卒の統計開始以来の最高の水準となった。就職内定者数は2,615名で、前年同期に比べ82名減少。就職内定率は、前年同期に比べ0.6ポイント下回った。
 小樽公共職業安定所は「新規学校卒業者の職業紹介状況」(平成27年9月末現在)を本日付けで発表した。
 就職希望者数は、卒業予定者数1,446名の内416名(389名)で、求職者数328名(344名)、求人数536名(502名)で、求人倍率は1.63倍(1.46倍)。雇用就職内定者数122名(123名)、未内定者数254名(221名)。就職率37.2%(35.8%)。( )は平成27年の数字。
 同担当職員によると、平成28年3月までに就職率100%を目指し、卒業後も未内定者にフォローアップを実施しているという。
 就職希望地は、女子は地元志向が多く、中には札幌に憧れ就職を希望する学生も見られる。職種では、女子は事務職に人気がある。男子は製造業に人気が高い。
 仕事が増え雇用の状況が改善される中、市内の求職数は減少傾向にある。各事業所は、育児休暇などを完備することが課題となる。今回の促進会で、内定者には早々に通知が届き、さらなる内定者が増えるよう期待が集まる。
 小樽水産高校は、13名が面談を受け、男子生徒の1人は、「9月頃から就職活動を行い、今日は、1社の面談を受けた。小樽での就職を希望している。社会人のバスケチームに所属しているので、社会人になってからも今のチームでバスケを続けたい」と話した。
 ハローワーク小樽
 厚生労働省北海道労働局「平成28年3月新規高等学校卒業者の職業紹介状況(9月末現在)
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