色刷りの作品を展示! ペンギンクラブ木版画作品展


penguinclub2.jpg 第19回ペンギンクラブ木版画作品展が、11月11日(水)から15日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで始まった。
 クラブ会員15名の34点と、会員有志による、来年の干支の申をモチーフにした年賀状と恒例の12ヶ月カレンダーを展示している。
 同クラブは、生涯学習プラザで、第1・2・3金曜日の10:00から12:00まで2時間、北村氏が講師(最近は、番雄一郎氏)を務め、版画を学んでいる。クラブ名は、北村講師が最初に指導する練習画題が「ペンギン」だったことから名づけられた。現在も、新会員は、最初にその画題に取り組む伝統の図柄で、作品展のプログラムの表紙にも使い続けられている。
 会員らは、年に一度の作品展を目標に、1人2点以上のノルマを達成するため、版画の製作に励み、気に入った作品を出展している。
penguinclub1.jpg 恒例のカレンダーは、表紙も合わせて13枚。今年は、12名の会員が、責任を持って自分の月を担当。その月の季節にふさわしい絵柄を考えて刷り上げ、12枚それぞれに会員の個性が現れている。
 担当した会員が、会員全員分の18枚を刷り上げるところまでが仕事で、みんなの作品を合わせて完成。12月の最後の例会に渡され、会員同士も毎年楽しみしているという。
 会場には、色の分だけ版木が必要となる多色刷りの木版画作品ばかりで、彫刻刀を使い時間をかけて丁寧に仕上げた作品がずらりと展示されている。木版画の立体感溢れる作品に、来場者は足を止めて見入っていた。
 木版画の魅力を当番の会員に尋ねると、「完成した時の喜びや、写生や写真から絵柄を決め、1人でもできること」と話し、「小樽では珍しい木版画愛好家の作品展。この機会にぜひ見ていただきたい」と話した。
 第19回ペンギンクラブ木版画作品展 11月11日(水)〜15日(日)10:00〜17:00
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料
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