旧丸井今井跡にサ高住"ウィステリア小樽稲穂" 12/1開業


 小樽の中心商業地の旧丸井今井跡地に、昨年9月から建設中のサービス付き高齢者向け住宅「ウィステリア小樽稲穂」が予定通りに完成し、12月1日(火)にオープンする。
wisteriaotaru1.jpg 11月27日(金)11:00から、落成式と祝賀会が行われた。同施設を運営する株式会社レーベン(本社札幌)・田尻稲雄代表取締役会長をはじめ、同・枝廣誠彦取締役社長、商工会議所会頭、小樽市議会議長ら関係者約150名が出席した。
 同建物は、旧丸井マルサ棟部分の敷地面積1,900㎡に建設し、外断熱工法を取り入れた地上9階・地下1階建。延面積4,800㎡。
 1・2階には、デイサービスセンターやレストラン、3階から9階まで1人用ワンルーム60戸と1〜2人用1DK21戸の81戸の居室。居室面積は18.43〜37.92㎡。最上階には、1DK7戸と来客や入居者が集う展望ラウンジ。3・5・7階に介護入浴装置付きの浴槽、4・6階には浴室、1階には13:00から19:00まで使用できる男女別の大浴場を完備している。大浴場の大きなタイルには、小樽運河を守ったデザイナーの藤森茂男氏の埋め立て前の小樽運河の絵が描かれている。
 2階部分のコミュニティ型レストラン「ダイニングホールウィステリア」は52席。一般客も12:00から14:00まで利用でき、小樽出身のアーティストを招き、入居者や市民と交流を深めるコンサートなどのイベントにも開放する予定。


ワンルーム

1 D K

展望ラウンジ

大浴場(男性)

大浴場(女性)

大浴場洗い場

大浴場脱衣所

介護入浴装置付きの浴室

食堂・機能訓練室

 入居費用は、敷金21.2万円〜59.2万円、家賃5.3万円〜14.8万円、公益費4〜5万円。現在、入居率はほぼ100%に近い状態。
 12:00から祝賀会が2階レストランで開かれ、田尻会長は、「小樽を活性化させたい思いで始めた。10万人都市の中で一番高齢化率が高い小樽で、高齢者を中心とした明るい社会を作り、若い人達に生き様を見せ考えてもらいたい。wisteriaotaru2.jpgいろいろな思いのある土地・建物で、いろいろなことを行い、皆さんの意見を聞き、良い街にしていきたい」と挨拶した。
 横田久俊小樽市議会議長は、華やいだ当時の様子に思いを馳せ、「立派な施設ができ、賑わいを取り戻せるかと思う」と期待を寄せた。
 株式会社籔半小川原格代表取締役が、「小樽の一番の商店街が賑わいを取り戻し、発展していくことを祈念する」と乾杯の発声を行い、和やかに祝賀会が開かれた。
 日本レーベン
 サービス付き高齢者向け住宅ウィステリア
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