吹き飛ぶ除雪再入札! 参加業者現れず


 小樽市(森井秀明市長)の除雪業務の入札(10/23 )で、7地域のうち3地域で入札が中止された異常事態を受け, 市は3地域(望洋台・朝里地域、銭函地域、若竹・桜地域)の再入札のための、申請を10月27日(火)から11月5日(木)まで受付ていたが、締切日になっても申請業者が現れず、予定していた11月12日(木)の入札は吹き飛んでしまった。
 森井市長は、自らのの除雪公約から、除雪問題に力を入れ、このために森井後援会の幹部で、市内の除排雪業者に勤めていたいた元市職員の堤正和氏を参与として任命する人事を9月市議会に提案したが、市議会の反対であえなく頓挫した。それでも、市長は参与の任用にこだわり、嘱託職員として月額報酬30万円を他予算から流用して雇用し続けている。関連記事 関連記事
 今冬の市の除雪体制は、市長の意向から、これまでの市内6区から7区へと変更された。また前回の入札の申請受付時に、市長の鶴の一声で、業務委託業者(共同企業体)の構成員をこれまでの2社以上から4社以上に変更した。この結果、望洋台・朝里地域、銭函地域、若竹・桜地域の3地域での入札が不調となっていた。
 この3地域の除雪業務委託の再入札の参加申請受付締切日は、11月5日となっていたが、参加申請業者が現れず、ゼロとなった。このため降雪の時期に入ったにも拘らず、市内3地域では、除雪業者が決まらないという異常事態が続くことになった。
 渦中の森井市長は、10月31日から11月5日まで、ニュージーランドにのんきに出張中で、帰国早々、除雪の再入札が吹き飛んだことの後始末に追われることになりそうだ。
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