新春ヴィオラ演奏会 今井信子氏が小樽で音楽合宿


 世界的ヴィオラ奏者の今井信子氏が率いる「ゆらぎの里ヴィオラマスタークラス2016」が、1月2日(土)から12日(火)まで、海外勢が半数を占める国際色豊かな総勢24名での音楽合宿と演奏会を小樽で行なう。
 ヴィオラマスタークラスは、2004(平成16)年7月に第1回目を開催し、2007(平成19)年1月から、小樽らしさを感じる冬に変更して毎年開かれ、今回で12回目を迎えた。
 当初、日本の音大生を対象としていたが海外からの申込みが増え、今年は、日本人6名・台湾2名・中国3名・韓国2名・オーストラリア1名の受講生14名と、講師やアシスタント、ピアニストの総勢24名が、朝里川温泉のペンションで10日間の音楽合宿を行い、今井氏が、個人レッスンと室内楽アンサンブルを指導する。
 今井氏は1943年東京生まれ。国際的ヴィオラ奏者でソロや室内楽で活躍。クロンベルク・アカデミー、アムステルダム音楽院、上野学園大学、ソフィア王妃高等音楽院教授。2012(平成24)年から小樽ふれあい観光大使を務め、小樽市議事堂コンサートを開き、聴衆を魅了している。
 小樽市民センター(色内2)マリンホールで、1月10日(日)16:00に開演し、「ニューイヤーコンサート2016」を、全受講生が出演して開催する。
 マスタークラスが小早川麻美子氏に編曲を依頼し、3年がかりで完成したヴィバルディ協奏曲集「四季」を、世界初演となる全曲演奏する。本来はヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏曲であるが、ソロパートを4人のヴィオラが交互に奏で個性を競う編曲版で、今回の見所となる。
 その他、クララ.シューマン「3つのロマンス」、J.S.バッハ「ブランデンブルク協奏曲第6番BWV1051」など全5曲を予定している。
 また、同会場で、11日(月・祝)に今井氏が10:30から、大槻晃士氏が11:20から、公開レッスンを入場無料で行い、14:30からは、ヴィオラ受講生13名とアシスタント3名、弦楽アンサンブルによる演奏会「ヴィオラブーケコンサート」を入場無料(要整理券)で実施する。
 1月5日(火))11:00からは、小樽市産業会館内「杜のひろば」で、音大6名によるクラシック音楽の演奏会を、9日(土)10:00から新光南会館「子ども新年会」へ訪問演奏会を開く。アンサンブル演奏を交え、楽器や音楽の紹介を行うなど、子どもからお年寄りまで、ヴィオラに親しむ演奏会を継続的に実施している。
 この他、小樽ゆき物語・街角コンサートを小樽運河プラザで、10日(日)と11日(月・祝)にどちらも11:30から30分間の演奏を予定している。
 詳しくは、ヴィオラマスタークラス実行委員会(高野るみ代表 0134-54-4174)
 12th VIOLA MASTER CLASS 2016
 2016年マスタークラス全日程
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