米国艦船2隻の小樽港寄港 岸壁手配OK


 小樽港に寄港するための岸壁手配の要請があった米海軍掃海艦「パトリオット」とミサイル駆逐艦「ベンフォールド」について、小樽市は、1月25日(月)に、2隻とも手配する旨を小樽港長(小樽海上保安部長)に回答した。
 1月4日(月)に、小樽港長から小樽港港湾管理者(市長)に、米国艦船2隻の小樽港寄港に伴う岸壁手配の要請があった。しかし、それぞれの回答期限までには正確な情報が得られず、岸壁手配ができないと回答を遅らせていた。
 小樽市は、入出港時及び接岸時の安全性、商業港としての港湾機能への影響、核兵器搭載の有無の3つの項目について慎重に検討していた。
 その結果、接岸できる岸壁の手配が可能で、外務省から、「同2隻について核兵器搭載能力がなく、搭載していないことに政府として疑いを有しない」と回答を得た。
 米海軍掃海艦「パトリオット」は、勝納2番バースに、2月3日(水)9:00から7日(日)9:00まで、ミサイル駆逐艦「ベンフォールド」は、勝納1番バースに、2月5日(金)9:00から9日(火)9:00までの使用岸壁として手配した。
 これまでの小樽港への米国艦船の寄港は、2015(平成27)年2月にミサイル駆逐艦「マスティン」、2014(平成26)年7月に米第7艦隊旗艦の米海軍指揮統制艦「ブルーリッジ」が、親善を目的に寄港している。1961(昭和36)年からの調査によると、これまでに、海洋調査船14隻・砕氷船1隻を含めると76隻が寄港している。
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