海中転落者を救助 !建設作業員7名を表彰


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 小樽市消防本部(明井隆生消防長)は、2月1日(月)11:30から、消防庁舎(花園2)4階消防長室で、小樽港第3号埠頭で、海中に転落した男性1名(57・江別在住)を救助保護した建設作業員7名を表彰した。
 事故は、1月14日(木)10:34頃に、小樽港岸壁改良工事をしていた近藤工業株式会社安崎正晃さんが、土砂運搬のために現場付近を車両で走行し一度通り過ぎたが、人が手を振っているように見えたので戻ったところ、firehyosyo2.jpg埠頭に設置してある固定梯子にしがみついている男性を発見し、119番通報した。
 工事事務所にいた同僚4名と勇建設株式会社(札幌市中央区)社員2名に応援を要請し、即座に駆けつけ協力して、1人が男性の脇に手を入れ、皆で引き上げた。男性は、海中に転落し体温が低下、意識朦朧状態。20m先の埠頭警備員休憩所へ運び、救急車到着まで保温し励ました。男性は、市内の病院へ救急搬送され入院。翌日体調が回復し退院した。
 明井消防長は、「措置が迅速で、負傷者も翌日退院でき、ありがとうございます。引き上げた場所は、危ないところで措置が適切だった。発見が遅ければ難しい状況」と7名に感謝した。
 安崎さんは「助かって良かった」と笑顔で答えた。
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