「絵本とダンスのアニマルワールド」 美術館イベント


 市立小樽美術館(色内2)は、現在開催中の「美術のなかの”生きものたち”」に関連し、
2月13日(土)15:00から16:00まで、絵本の読み聞かせとダンスを披露する「絵本とダンスのアニマルワールド」を開催する。
animalworld1.jpg このため、2月7日(日)10:00から、読み聞かせとダンスのリハーサルが行われた。
 北海道ゆかりの作家の動物やペガサスなど想像上のものなどを描いた油彩・版画・彫刻・絵本の原画など42点を展示した企画展の会場を、青年期を小樽で過ごし北海道を代表する画家・国松登氏の代表作・氷人シリーズ5点と小島真佐吉氏の小樽の景色をバックに牛を描いた3点を囲むようにステージとした。
 それらの作品を背景に、タヒチアンダンス教室Hina Fetia(天神2)代表・野口花代さんと生徒5名のダンスと、札幌大谷短期大学保育科の伊藤梨々香・小林萌々子さんが、あべ弘士「エゾオオカミ物語」と方軼羣(ふあんいーちゅん)の「しんせつなともだち」の読み聞かせを行い、美術作品と絵本とダンスを融合させる。
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 しんみり聞かせるナレーションは、花代さんの姉で、FM小樽パーソナリティの野口沙代さんが、音楽は沙代さんの夫・石田雄也さんが担当。それぞれの得意な分野を活かし、観客は想像の世界を膨らませる。
 花代さんは、「美術館でのダンスは3回目となる。動物をテーマとした企画展で、子ども向けに作品を考える中、生きものすべてに対して、生まれ生きて感情を持ち、辛いことがあっても生きていく命を伝えたいと生まれたダンス。子ども達やママ友同士で、多くの方に観ていただきたい」と呼びかけた。
animalworld3.jpg 「エゾオオカミ物語」を読み聞かせる伊藤さんは、「重たいテーマの話で、声のトーンや話し方に気をつけて読んでいる。何を感じとれば良いか想像を膨らませてもらいたい」と話した。
 「しんせつなともだち」を読み聞かせる小林さんは、「優しさや人を思う気持ちが自分に帰ってくる温かい絵本と捉えている。何度も読んでいるうちに温かさを感じたので、会場でも皆さんに伝えられることができればと思う」とそれぞれの思いを語った。
 親子でお出かけイベント「絵本とダンスのアニマルワールド」2月13日(土)15:00〜16:00
 市立小樽美術館(色内1)2階企画展示室 要観覧料
 事前予約 0134-34-0035 当日直接でもOK
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