"劇団ユメミクサ"旗揚げ公演! 桜陽高演劇部OG


 小樽桜陽高校演劇部の卒業生4名が、「劇団ユメミクサ」を今年2月に結成し、5月8日(日)13:30と18:00の2回、ウイングベイ小樽(築港11)「ヲタル座」で旗揚げ公演を行なった。
yumemikusa1.jpg 同劇団メンバーは、西田まゆ代表・塚田真菜実さん・野中聡美さん・竹林明香さんの4名で、現在、大学4年生。高校演劇部では、高文連大会や合同公演など、熱心に部活動に取り組んできた。
 後輩達の演劇を観るうちに、久しぶりに演じてみようと何気ない一言をきっかけに、2月に劇団を立ち上げた。
 劇団名の「ユメミクサ」は、桜の花の美しさにうっとりと見惚れた様子からついた『夢見草』という桜の別名から名づけたという。
 演目は、恩師の同校演劇部顧問・菊地美千教諭が書き下ろした、メンバー4名がまさに直面している就活を題材にした「桜の花の咲くころに」。メンバーの気持ちを盛り込み、70分の劇に仕上げた。
yumemikusa2.jpg 就活中のとある会社に、4名が最終面接に残った。4名の中から1名だけ内定者を選ぶという課題が課せられ、自分が内定者になりたいと思いつつ、選考方法を真面目に考え苦悩する。笑える場面が盛り沢山で、終盤には思わぬ急展開もあり、初回の13:30は、会場がほぼ満席状態で、120名が観劇した。観客はエールを込めて、大きな拍手を贈っていた。
 終演後、西田さんは、「皆さんに支えられ公演ができた。ありがとう。桜の花のように心の中に残る劇団であり続けたたい」と述べた。
 メンバーと同世代で高文連で競い合った高校演劇部OBは、「劇を観て、僕も闘志が湧いてきた。演劇は休憩中で、できれば始めたいと思っている。当時の桜陽演劇部は、団結力があり、チームワークも良く、良い手本だった。演劇をしている4人を観て、羨ましい気持ちになった」と刺激を受けていた。
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