小樽の活性化を!マジプロ最終成果発表会


 小樽商科大学(緑3)の学生22名が受講する「小樽の活性化について本気で考えるプロジェクト(マジプロ)2016w」の最終成果発表会が、7月10日(日)11:00から16:30まで、同大学5号館4F470号教室で開かれる。
 小樽の活性化をねらいとした課題に取り組み、地域の企業等と共にプロジェクトを進める活動を通じて、学生の実践力を高めることを目的としている。これまでに、1期から8期まで337名、今年度の9期は、22名の学生が参加した。
 6つのプロジェクトの発表に先立ち、北九州市立大学・眞鍋和博教授による、「地域連携(PBL)の成果と課題」について基調講演が開かれる。
 続いて、成果報告会が行なわれる。学生によるプレゼンと外部コメンテーターからの質疑応答を設け、報告会終了後は、「持続的な地域連携教育のために必要なこと」をテーマに、京都の6大学を束ね、企業と大学を結びPBLに取り組むNPO法人グローカル人材開発センター(京都)・元行沙弥氏、浦河町議会議員・武藤拓也氏が加わり、トークセッションを行う3部構成となる。
 2007(平成19)年から、同大が開講する正課科目「社会連携実践(担当:大津晶准教授)マジプロ2016w」は、6つテーマで22名(4年生1名・2年生21名)が取り組み、今年1月にスタートした。
 学生自ら課題を提案した「本気MOTTAINAI」と「社会教育の充実」、「小樽観光客の満足度向上」の3つと、大学側から提案した「ヘルスツーリズムの推進」、「小樽の食文化の情報発信と認知度向上」、「梁川通りの活性化」のプロジェクトに取り組んだ
 「本気MOTTAINAI」は、食べられる食品を、困っている人に届けるフードドライブ活動を、小樽市生活サポートセンター「たるさぽ」と連携して活動を開始。総合福祉センターなどと連携してひとり親家庭の親子を対象に「こども食堂」を開き、昼食を振舞った。
 また、「小樽の食文化の認知度向上と情報発信」は、本学に入学した新1年生に、小樽の食文化や街の魅力を知ってもらうために、商大生に勧めたい23店舗を自ら取材し、知りたい情報をまとめた「たるぽーと」を製作した。
 「社会教育の充実」チームは、小樽を若者と大人が互いの意見を尊重しあい、小樽のために行動する街にし、若者の政治参加を促し、参院選の投票率を上げることを目的とした。選管と街頭啓発活動を実施するなど、活発な活動を展開した。
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