小学生が職業体験! おたるワークステーション


 小学校高学年を対象に職業を体験する、おたるワークステーション(ツアー編)が、夏休みを利用して、8月2日(火)から12日(金)までの5日間開催された。
 市内8つの企業と人材派遣会社・株式会社ホープ・ワン(築港11)がセットになった9つのコースに、小樽・余市の小学5・6年生54名が参加した。
workstation1.jpg 最終日の8月12日(火)、⑧・⑨のコースに12名が参加。高校生と大学生ボランティア3名とスタッフ3名が引率した。10:50から11:50までホープ・ワンで、パソコンを使ってオリジナル名刺を作り、渡し方や挨拶を学んだ。
 12:00から16:00まで、体験場所初参加となる済生会小樽病院で、参加した子ども達が看護師の服を着用し、看護師気分で体験に挑んだ。
 職員食堂でバイキングの昼食を取り、その後、紋章は花の「なでしこ」をモチーフにしているや全国79ヶ所・5万6千人が働いていること、検査室、レントゲン室など病院の様子をスライドで勉強した。
workstation2.jpg 空き時間に手術室を見学。担当看護師が丁寧に対応した。「大変な手術は?」、「何時間かかる?」など質問が飛び交い、10時間を超える大手術もあると聞き、驚いた表情を見せていた。
 その後、看護部と医療技術部の体験コースに分かれた。
 医療技術部は、薬剤師や放射線技師、リハビリなど専門職で働く人々を見学。看護部は、研修室に集まり、正しい手洗いの方法や、50歳50kgの女性のダミーを使って、氷枕を頭の下に入れたり、腹部の傷のガーゼ交換や、採血後の絆創膏貼りなどを体験。どの作業もゴム手袋を付けることが基本だと教わった。
 また、注射器の使い方では、実物を使って体験。ワクワクした様子で看護師の説明を聞き、触れてみた。その後、車椅子体験などが行われ体験プログラムが続いた。
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 塩谷小6年の桜井彩花さんは、「将来、助産師になりたくて参加した。すごくためになった。このコースを選んで良かった」と話した。
 同キッズのメンバーは、「メモをとるなど、積極的な子ども達が多い。先日、参加した男の子が引率してくれて良かったと言われ、これからも続ける励みになる」と話した。
 なお、11月19日(土)に、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ネイチャーチャンバーで、様々な職種の企業が集まり、職業体験を行う予定。
 おたるワークステーションブログ
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