新規高卒者28名が面談! 就職促進会


 小樽公共職業安定所(宮原昭博所長)は、11月16日(水)13:30から15:30まで、グランドパーク小樽(築港11)5階樹林で、平成28年度新規高卒者就職促進会を実施した。
 余市1社を含む小樽市内24事業所が一堂に会し、平成29年3月高校卒業予定者の内、就職を希望する未内定者の同安定所管轄の小樽をはじめ、札幌・倶知安の12校から28名の高校生が緊張した面持ちで採用を計画している企業と面接相談を行った。
 地元で就職を希望している高校生に、できるだけ多くの就職の機会を提供し、早期に採用内定が得られることを目的に開かれ、道内では、旭川を皮切りに10地域で同促進会を実施している。
hellowork1.jpg 昨年は、19の事情所から、営業事務・製造行員など31職種63名の求人があった。今回は、24事業所から一般事務職や製造スタッフなど34職種76名の求人があった。
 今回から面接会場に控え室を設け、企業情報等のパンフレットコーナーを設置、高校生に配慮した。
 小樽公共職業安定所は、「新規学校卒業者の職業紹介状況」(平成28年9月末現在)を発表。9月末現在で就職内定率33.1%。昨年同期では37.2%で、対前年比4.1ポイント低かった。
 平成29(2017)年3月末卒業予定の高校生は1,359名(1,446)。その内、就職希望者数383名(416)に対して、求職者数356名(328)。管内の求人数は、対前年比13.3増の316名(279)。就職内定者数118名(122)、未内定者数は238名(254)、就職内定率33.1%(37.2)、求人倍率は2.27(2.07)。( )は平成27(2015)年9月末の数字。
 同安定所の担当者によると、求人では、製造業や運輸業が昨年より増え、宿泊業が減少している。希望する職種については、女子は事務や販売・サービス業に、男子は製造関係に人気がある。この度の面接で、内定する場合もあるが少なく、2次選考がほとんど。これまでの求人の出方も良かった。
hellowork2.jpg 一般の管内の求人倍率(9月末現在)は1.13、道内では1.10、昨年の1.17に比べても悪くない状況で、一般の求人も増え、若い人の採用のない企業も、久しぶりに求人を出す企業もあった。
 同所では、6月20日から事業所からの求人受付を開始し、7月1日に学校へ求人を公開。高校生が就活をスタートさせている。良い人材を獲得するために、企業の担当者が学校を回り直接アピールしたり、インターシップの活用などを勧めている。9月16日から企業での選考を開始している。
 明峰高校3年の女子は、「調理やお菓子作りなど物づくりが好きなので製造関係の企業2社と面接した。性格や部活動について聞かれ緊張した。早く内定をもらいたい」と話した。 宮原所長は、「ひとりでも未内定者を作らないようにしたい」と話す。
 なお、10月末の新規高等学校卒業者の職業紹介状況の発表は、11月25日頃を予定している。
 北海道労働局平成29 年3 月新規高等学校卒業者の職業紹介状況(9月末現在)
 ハローワーク小樽
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