森井市長が市民置き去り!議会空転3日目


 小樽市議会(横田久俊議長)は、議会運営委員会(濱本進委員長)を、12月7日(水)17:30から開催し、6日に引き続き、市議会第4回定例会本会議の開催を見合わせた。
 市議会における議員の発言が名誉棄損にあたるとして、森井市長の後援会幹事長が代表を務めるダンプ事業協同組合から小樽市が訴えられている。この問題に対する市長発言が、「訴訟に影響するものであり、また、議会に対する侮辱的なものだ」として、市長発言の取り消しと謝罪を議会が市長に求めていた。
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 これに対し、森井市長は「質問に対し答えただけであり、別に裁判に関係なく、議会を侮辱したと考えていない。発言を訂正する意思は無い」と、頑なな態度で臨んでいる。7日の同委員会において、前田一信総務部長は、「何度も市長とは話をしているが、特に市長の意見は変わっていない」と報告した。
 これを受け、同委員会は7日も本会議を休会することに決定したが、共産党小貫元委員は、「休会はいたしかたないと思うが、議員はそれぞれ質問を用意して議会に臨んでいる。私達は市民から市政のチェックということの負託を受けて、この場に来ているのに、このままでは本来の任務が果たせない。そういった立場からも総務部においては開けるように努力していただきたいと思う」と意見があった。
 前田総務部長は、同委員会の決定を携え、上林猛副市長も交えた市長との調整が行われるが、意固地な森井市長の性格から、これを受け入れる見通しは立っていない。
 今議会に上程されている臨時福祉給付金5億5,000万円の補正予算はどうなるのかも、先行き不透明となっている。市民置き去りで、我を通す森井市長と議会の対立の今後の動向に注目が集まっている。
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