ミンダナオの子へ運動靴を! 双葉高生が協力


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 双葉高校(住ノ江1)奉仕活動部は、フィリピンのミンダナオ子ども図書館へ送る運動靴や文具など、集まった支援物資を梱包し、OTARUワールドフレンズ(高嶋幸枝代表)に、3月24日(金)11:30から同校会議室で引き渡しを行った。
 引渡し式には、同部の1・2年18名と顧問、ワールドフレンズ高嶋代表ら4名、20年前から同校に支援を続ける国際ソロプチミスト小樽(西玲子会長)2名が出席。同小樽も創立40年の節目を記念して、大量のバスタオルと送料を寄贈。
0324futaba2.jpg 2017年度第1便となる支援物資は、シューズショップさとう(長崎屋小樽店内)から15cm~21cmの未使用の運動靴55足と、同校卒業生の23~28cmの運動靴30足、開成高校(室蘭)寄贈の運動靴15足の計100足と、生徒の家庭から集めた文房具や絵本・リュック・バスタオルなどが集まった。
 高嶋代表から正しい梱包の仕方の説明を受け、ゴミを少なくするために包装しているビニール袋を外し、ペン類は数を数え、用意されダンボール16箱それぞれに、何を入れたか細かく記入した。船便の送料は、ダンボール2個セットで1万4千円も掛かる。
 同校の他、朝里小学校や水産高校でもミンダナオへ送る物資をワールドフレンズへ引き渡している。
 部長の安崎真菜さん(2年)は、「1年生の時から奉仕活動部に入部し、色々なところから支援があり、感謝している。私達が送ったものを大切に使ってもらいたい。物資が届けられた子ども達の喜んでいる顔が写っている写真を見て、嬉しかった」と話した。
0324futaba3.jpg 顧問の片山智和教諭は、「この活動が地域に根付き、地域貢献が世界貢献に繋がると良い。ミンダナオの子ども達が物資に殺到し、喜んでいる写真を見た時、この活動を続けてきて良かったと思った」と話した。
 高嶋代表は、「ミンダナオの子ども達が感謝を込めて描いた絵が送られてきた。次の世代にこの活動を繋げたい」と話した。
 本日中に佐川急便で、ミンダナオ子ども図書館宛に送られ、6月頃に届く予定。
 同部は、奉仕活動同好会として、1977(昭和52)年小樽市社会福祉協議会に市民団体として登録し、2008(平成20)年から物資支援活動を始め、平成25年(2013)年から奉仕活動部として、あしなが募金や保育園の運動会の手伝い・科学の祭典・小樽雪あかりの路など、年間60回以上活動している。
 プルデンシャル生命保険株式会社・ジブラルタ生保険株式会社・日本教育新聞社が主催する「ボランティア・スピリット賞」のコミュニティ賞を、2012(平成24)年・2013(平成25)年・2015(平成27)年に受賞している。
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