GW特別企画 博物館の展示解説会

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 好天が続くGWの真っ只中、小樽市内の桜も見頃となり、多くの行楽客が繰り出した。
 連日、多くの家族連れで賑わう小樽市総合博物館(手宮1)は、GW特別企画「博物館ボランティアによる展示解説会」を、3日・4日の両日11:00と13:00から開き、展示車両や機関車庫について約20分間の解説を行った。
0504museum1.jpg 3日は各回15名ほどが参加し、2日目の4日の11:00からの解説会にも、15名ほどがしずか号前に集まった。
 ガイド役を務めたのは、同ボランティアの岩崎迪さん。小樽観光大学校「おたる案内人」の資格を持ち、日頃から同館のボランティアとして活躍し貢献しているひとり。
 しずか号の前に集まった来館者を前に、日本の鉄道の歴史から解説を始め、北海道の鉄道に話を進めた。
 北海道は、手宮ー札幌間の鉄道がスタートし、この間を走らせたのがしずか号と同じタイプの蒸気機関車。最初に義経と弁慶が手宮に運びこまれ、2年毎に2両ずつ、しずか号は6番目の車両だった。
0504museum3.jpg 特徴として、煙突がダイヤモンドのユニークな形で、火の粉を外に飛ばさないように作られている。また、カウキャッチャー(牛よけ)も取り付けられていることや、警笛ではなく鐘を鳴らすことなどについて解説した。
 小樽ー札幌間約36kmを時速20kmで走行。銭函駅で水を補給したため3時間もかかったそうだ。
 次の展示車両「貴賓車」は、北海道炭鉱鉄道が製造した一等客車で、灯油ランプや採光窓、換気口などを見ながら説明。石炭ストーブやトイレも取り付けられている。
 その後、屋外展示車両の特急北海やC55蒸気機関車、アイアンホース号についても解説した。
0504museum2.jpg 時間を延長して熱心な解説が続けられた。アイアンホース号は、祝日は4便の予定だったが、乗客が多いため、11:00台に1便臨時便で対応。解説会の参加者は臨時便に乗って、アイアンホース号から構内に咲いた桜を楽しんでいた。
 北広島から訪れた家族連れの女性は、「手宮公園の桜を見てから、こちらに寄った。しずか号の名前は知っていたが、130年以上も前と聞き印象に残り、石炭を運んでいたことなど、解説を聞いて分かった」と話した。
 アイアンホース号の線路脇の桜が見頃となり、車窓からの今だけの季節限定の景色も楽しむことができた。
 また、アイアンホース号の車庫の裏手にある国の重要文化財に指定されている、貯水塔(貯水槽)横の一本桜がほぼ満開を迎えている。
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