煩悩を焼き払う火渡り! 龍照寺

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 北海道36不動尊霊場29番札所・真言宗寶珠山龍照寺(オタモイ3・地山敬胤住職)で、6月4日(日)9:30から境内広場で、「火渡り」が開かれた。
 遠くは三重・和歌山県、道内は池田町・砂川市・札幌市などの修験道僧侶10名が参加。同寺での火渡りは、今年で3回めとなった。
hiwatari1.jpg あいにくの雨にも関わらず、檀家や宗派を問わず参拝者100名以上が集まり、所願成就を祈った。
 火渡りは、約1300年前に奈良県を中心に修行していた役行者(えんのぎょうじゃ)が、祈りの火に、国家安泰や所願成就を祈る荒行修行のひとつで、今日まで受け継がれた真言宗当山派が修する祈願作法。人々が持つ煩悩を焼き払い火を渡り、広大無辺なる慈悲と加護、利益を祈願するもの。
 龍神さまは、仏教では不動明の化身で、同寺院は龍を照らす寺。春と秋に新道岬まで33観音を祀り、伝統ある作法に則り法要を営んでいる。
 9:00から町内をほら貝・太鼓で練行し、境内広場の中心に護摩壇が準備され、火渡りが執り行われた。住職や僧侶は、修験道独特の鈴懸姿となり、ほら貝と太鼓の音が鳴り響く中、弓修行や斧作法などが披露された。護摩壇に火が付けられ、炎と煙が舞い上がり、参拝者は、護摩木を炎めがけて投げ入れ祈った。

 残り火を整地する間に、住職は、ぐつぐつと沸騰した湯を浴びる湯かけ修行を披露。
 赤い炎が残る上を裸足で、住職を先頭に修験者と続き、火傷せずに通過した。炎を鎮めてから、寺院役員が渡り、参拝者と続いた。火の上を歩くことで、人々の煩悩を焼き払い、無病息災を祈願した。
hiwatari2.jpg 札幌在住の83歳の男性は、「健康と交通安全を祈願するために、毎年来ている。古来から行われた火渡りをこれからも続けてほしい」と話した。
 地山住職は、「古くから赤岩ー新道岬に至るまで龍神さまが住んでおられ、私達も感謝を申し上げ、神聖なる修験道の儀式を持ちながら、天地恵みの神に感謝を申し上げて、私達の持つ煩悩も焼き尽くしてもらえればと思う。健康で事故なく、秋には五穀豊穣と1年を通じて祈る祭り。志すものがあれば道が開ける」と述べた。
 護摩堂での昼食後、おたる楽らくクラブによるひょっとこ踊り、太鼓衆鼓響の奉納太鼓の打演を楽しんだ。13:00から、新道岬観音霊場の山開き法要が行われた。
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