「森井市長は辞職せよ!」 市議会代表質問


 小樽市議会(鈴木喜明議長)の第4回定例会は、12月11日(月)13:00から、会派代表質問を行い、自民党・横田久俊議員、公明党・松田優子議員が質問に立った。
 両議員は、森井秀明市長が辞職勧告を受けて、何をどう反省したのか具体的に示すよう質した。
 森井市長は、「反省すべき点として、高島漁港区における観光船事業に関する条例解釈の誤り、議会対応に関し自身の発言が議員に誤解や混乱を与えたこと、自身の発言が中央バスに不信感を抱かせたこと、記者会見における発言が混乱を与えたこと、ふれあいパス事業における契約事務に不適切な事務処理があったこと」などを言い訳交じりに述べたが、横田議員は、市長の答弁に対し「いずれも本当に反省している弁が聞かれない」と、口だけの反省に呆れ返った。
1211council.jpg さらに、横田議員は、市長が速やかに職を辞するよう促し、松田議員も、「市長は副市長同様に辞職すべき」と指摘したが、市長は辞職の意思はないことを改めて示した。
 また、市長が、臨港地区の除雪の業務条件を見直し、降雪間近になって準備を整える業者に条件変更を提示して混乱を生じさせたことや、費用が余計にかかるにも関わらず、これまで1業者で対応したエリアを3エリアに分割して、その1エリアを森井市長の後援会関係者が理事長を務める業者が落札したことについて、横田議員は、「平成27(2015)年の除雪の関係についてもいきなり4社に変更した。何も無いことを期待するが、皆が何かおかしいと思うのではないかと思う」と疑義を表明するとともに、「業者にも事情がある。そういう事情を聞いた上で説明会などを開いて(制度変更は)進めていくべきではないか」と指摘した。
 これに対し市長は、「横田議員の疑義については、入札を通して行っているので全く心配ない」と答えたが、横田議員は、「(市長が)入札の機会を作ったのは、今回のことだ」「ぎりぎりになって制度変更しなくてはならなかったのか、現場の方々からは来年からの方が良いという声もあったようだが、市長の責任で行った」と強く質した。
 松田議員は、平成30(2018)年度に実施予定の小樽市の組織改革について、人件費が3,700万円増加する見込みについて市長の認識を質した。
 市長は、「事務事業の見直しを行い、人員配置の適正化に努め、時間外勤務の抑制を図る。総体的な経費の節減に努め、職員の給料月額の削減は予定していない」と答えた。
 12日(火)13:00から、共産党・川畑正美、民進党・高橋龍両議員による会派代表質問、安斎哲也・中村岩雄・石田一博各議員による質疑及び一般質問が行われる予定。
 H291211小樽市議会代表質問(自民・横田議員)
 H291211小樽市議会代表質問(公明・松田議員)