小樽商大学位記授与式!532名緑丘巣立つ


sypdaigakuijuyo1.jpg 小樽商科大学(緑3・和田健夫学長)は、3月16日(金)12:30より本校体育館で、2017(平成29)年度学位記授与式を挙行し、532名が緑丘に建つ思い出の学び舎を後にした。
 袴や真新しいスーツ姿で出席した卒業生は、商学部昼間コース445名・夜間主コース46名・大学院(修士)修了者41名の計532名。学校関係者・同窓会関係者・来賓・保護者らが見守る中、和田学長から、各学部の代表者7名に学位記が手渡された。
 同学長は、「大切なのは卒業後の皆さんの人生です。新しい労働環境の中で、社会の変化を見据え、対応していかなければならない。これからは、1人1人個々の力が問われ、人生100年時代とも言われ、60を過ぎ70歳になっても働き続けると思う。そのためには、卒業しても常に学ぶ態度・学び続ける意欲を失わないこと。大卒の肩書きは長持ちしない。常にブラッシュアップすることが必要。仕事は自己実現の手段であると言われる。これから続く長い時間の中で、自分を高めながら有意義な人生を追及してください」と、告辞を述べた。
 その後、学業の成績が特に優れている学生や、課外活動の成果が顕著で振興に功績が認められた学生や団体が、学生表彰された。
 浦河出身の浅野貴広さんは、そろばん日本一を競う全国大会「フラッシュ暗算」で優勝し、ギネス記録を更新した。原口ゼミ所属の佐藤将仁さんは、アプリを開発し地域貢献に寄与。
sypdaigakuijuyo2.jpg
 またこの度、2015(平成27)年度から開始した「グローカルマネジメント副専攻」を修了した第1期生6名が卒業。
 同副専攻は、所属する4つの学科(経済学科・商学科・企業法学科・社会情報科)で、専門分野を学びながら、さらに地域と世界を結び、グローバル人材の育成を目的に設けられた教育プログラム。
 同期生の1人・三浦春華さん(札幌市在住)は、論文「航空業界におけるロイヤルカスタマーの育成」を発表。学生論文賞を受賞し学生表彰も受けた。志望通りの空港系の仕事が決まり、東京で勤務する。
 「副専攻では、カナダ、マレーシア、ニュージーランド、ドイツに留学し、自分でやりたいことに挑戦できる環境の大学で良かった。自己成長に繋がった」と感謝した。
sypdaigakuijuyo3.jpg 会場の体育館前には、サークルや部活などの後輩が大勢集まり、先輩との別れを惜しんでいた。
 同校の今年度の就職状況は、昼間・夜間主コース491人の卒業生のうち、就職希望者は462人・内定者461人・99.8%の内定率。各コース別では、昼間コース98.8%・夜間主コース100.0%の内定率となった。非就職者28人・進学者1人。
 就職先については、公務員に83人が内定し、これまで最高の18%。昨年は16%だった。商学部でありながら公務員の人気が高い傾向が見られる。
 大学院(修士)修了者41人の卒業生のうち、就職希望者は34人で内定者33人・97.1%の内定率。非就職者は7人・進学者0人。
 大学院最高齢修了者は、アントレプレナーシップ専攻の70歳。商学部では、71歳が最高齢卒業者となった。
 小樽商科大学
 関連記事