5月は消費者月間 長崎屋と市役所でパネル展


syouhipanel1.jpg 毎年5月を「消費者月間」と定め、」「ともに築こう 豊かな消費社会~誰一人取り残さない~」をテーマに、全国各地で消費者啓発活動を集中的に展開している。
 小樽・北しりべし消費者センター(市役所5階)内にある小樽消費者協会(星功会長)は、5月14日(月)から31日(木)まで、小樽市役所(花園2)渡り廊下で、5月22日(火)・23日(水)に長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共プラザで、パネル展を実施。
 市民が被害に合わずに平穏な生活を送れるよう、トラブルを防ぐための啓発を目的としている。
 22日から始まった同展では、消費者力を高めようとパネル10枚を展示し、買い物客や通行人らが立ち止まって目を通せるよう関係資料を配置。
syouhipanel2.jpg 事例をもとに製作したパネルには、「LINEのっとり詐欺」や「格安スマホは契約前サービスの内容を確認」、「インターネット通貨のトラブルを防ぐには」、「筋肉増強サプリメント」について書かれている。
 また、「契約にあたるのはどれか?」などのクイズや、同協会の活動を写真で紹介した。
 「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせ」と書かれた詐欺ハガキについて、同消費センターに市民からの相談が相次いでおり、注意するようパネルに大きく掲示した。
 同センターの相談件数は、平成28(2016)年度は800件、平成29(2017)年度は1,002件と200件も増えたのは、このハガキの相談が増えたことによる。
syouhipanel3.jpg 同センターで話を聞いたところ、架空請求ハガキに相談受付数は、平成29(2017)年7月に8件・8月6件・9月17件・10月34件・11月19件・12月29件・平成30(2018)年1月10件・2月15件・3月46件・4月30件・5月(18日まで)に8件だった。
 平成16(2004)年に3,708件とピークだったのも、この相談が増えたためで、この年の前後も2,500件と多かったが、ハガキを手にした人の中で相談する人は5%ほどだという。
 同センター相談員は、「絶対に電話しないように、届いても過大に考えず無視すること」と呼び掛けた。
 今年で創立50周年を迎える同会(昭和43年設立)は、記念式典を6月16日(土)にグランドパーク(築港11)で開き、「健康食品 嘘ホント」と題して講演会を予定している。
 同会は、消費者相談のほか、市民の消費者被害やトラブルの未然防止に努め、くらしの講座やリサイクル教室を実施。北しりべし1市5町村被害防止ネットワークの事務局も担っている。
 小樽消費者協会
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