旅するアート! スウェーデン芸術祭


 日本とスウェーデン外交関係樹立150周年と北海道150年関連事業として、スウェーデンの現代アート作家6名を招く「スウェーデン芸術祭」が、7月21日(土)から9月16日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)2階展示室と色内広場(旧手宮線沿い)を会場に開催される。
swedenart.jpg 主催は、スウェーデン芸術祭 IN 小樽 2018実行委員会(西條文雪実行委員長・小樽観光協会会長)と小樽教育委員会。
 この度、開催を告知するポスター(B2)500枚とチラシ(A4)1万枚が、5月25日(金)に完成した。
 表面には、北海道写真協会会友の粟野孝一さんが撮影した旧手宮線の写真をモノクロにして掲載し、スウェーデンカラーの青と黄色を強調した。裏面には、来樽する作家達の作品を顔写真入りで紹介している。
 このポスターやチラシは、市内のホテルや観光協会・JR駅等、国内外に配布し広く周知する予定だ。
 同芸術祭は、スウェーデンの感性豊かな現代アートに触れ、芸術を通じた街の活性化と、小樽をより魅力的にしようと、小樽では初の国際芸術祭となる。2015(平成27)年に千葉県でスウェーデン祭を開催している。
0721-0916swedenart.jpg 6名のスウェーデン作家と親交のある日本画家大野静子さんと、スウェーデン生まれでガラスデザイナーとしても活躍している小樽ふれあい観光大使の川上麻衣子さんを、共通の知人である作家で同観光大使の道伝はるかさんが結びつけた。
 展覧会ナビゲーターに川上さん、企画に道伝さんが協力し、スウェーデンで活躍する芸術家6名が、「旅する思考」をテーマに決め、それぞれの作品を持参する。
 展示室の公開に先立ち、色内広場で、6名の作家と市内在住の著名な立体造形家や小樽美術協会会員らと共に、旅をイメージしたインスターレーション作品2点を屋外で共同制作する。
0721-0916swedenart1.jpg スウェーデン文化の理解と、観る人に豊かな感性が育まれることを目指し、現代美術に間近で触れる貴重な機会となる。
 この他、関連事業も多彩に企画。ワークショップやギャラリートークなどのイベントを予定。
 市立小樽文学館カフェコーナーでは、スウェーデン児童文学・絵本展、似鳥美術館1F無料スペースで、コスタ・ボダのガラス展を同時開催する。
 星田七重学芸員は、「初めての芸術祭をするにあたり、すごく良いタイトルで”旅”というテーマは希望を感じる。これから小樽は、ますます観光都市として頑張るという、皮切りでもある国際展。様々な人との出会いと力添えで実現する。市民や観光客達がスウェーデンの方々と触れ合って楽しみ、そして思い出を作りましょう」と期待を寄せている。
 スウェーデン芸術祭 IN 小樽 2018-旅する思考ー
 7月21日(土)〜9月16日(日)9:30〜17:00・月曜日及び8月14日(火)休館
 市立小樽美術館(色内1)・色内広場
 スウェーデン芸術祭 IN 小樽 2018
 関連記事