大規模災害を想定 小樽市消防団訓練

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 小樽市消防団(山田國雄団長)は、大規模災害を想定した訓練を、7月1日(日)9:00から12:00まで、市民消防防災研修センター(天神2)で実施した。
firetraining1.jpg この訓練は、大規模災害時における救急活動の技術の向上を目的として、年1度実施され、新入団員研修も併せて行われた。
 同市の消防団は、地域に密着した防災機関として「わがまちを災害から守る」強い使命感を持ち、地域の防災リーダーとして約450名が在籍。学生消防団活動認証制度を導入し、現在6名の男女の学生消防団員が在籍している。
 朝からの雨が心配されたが、小雨となったところで決行。第1分団から第18分団までの新入団員15名と女性団員32名を含む約100名が、有事に備え、震災救助訓練・水防訓練・炊き出し訓練・心肺蘇生法及びAED取扱訓練に参加し、大規模災害時の救助要領や技術を学んだ。
 消防本部総務課・中上篤司氏が講師となり、震度6の地震が発生し、集中豪雨により河川が溢水したとの想定で、瓦礫から要救助者を救助するグループと、溢水した河川の水防活動を行う2つのグループに分かれて訓練を開始した。
firetraining2.jpg 救助訓練は、呼び掛けをしながら、瓦礫に見立てた鉄の板を運び出し、埋まってしまった要救助者を発見し、担架で運んだ。
 水防訓練は、1弾目の土嚢は平らに均して並べ、搬送は、互い違いに団員が立ち、土嚢を手渡しで積み上げた。積み方や役割分担するなどのポイントを伝授。
 さらに、訓練中に、中上講師が笛を吹くと、付加想定(二次災害の恐れ)の合図となり、作業を中断して安全な場所に避難。救助に没頭せず、二次災害を常に想定しておくことも大事なだと伝えた。
 訓練終了後に、同講師は、「事前に話し合いもない中で、しっかりと行動できたのは日頃の訓練の成果。ポイントは、必ず役割を分担すること。作業に集中しすぎるのは危険なので、二次災害を想定し、すぐに避難してもらいたい。
 大規模災害は皆さん消防団の力が必要となる。各地に散らばり、自分達で助け合える活動を、皆さんに思いとして託している」と講評を述べた。
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 同センター2階では、女子団員による心配蘇生法とAEDの取扱訓練が、ダミーを使って実施され、指導できる女性消防団員による実演を見て学んだ。
 屋外テント内で、レスキューキッチンを使用した炊き出し訓練も行われ、カレーライス120食分を調理。参加者全員で試食しながら、本日の訓練を振り返った。
 第8分団(長橋・幸・オタモイ)所属の学生消防団員・岩本莉輝さん(21)は、昨年12月に入団。「小学生から高校生までやっていた野球を、大学生になりやめた。アルバイト以外で地域貢献できることをしようを思い、父親も消防団員だったので入団した。
 月1度集まり、訓練や夜回りに参加。町内のまつりや花火大会の警戒活動に参加していいる。消防団の活動に興味があったので、少しでも携わることができて良かった。就職後も、その土地で消防団の活動を続けたい」と話した。
 小樽市消防団
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