GWはトロッコに乗ろう!春風と歴史の旧手宮線

 

 NPO法人北海道鉄道文化保存会(飯田勝幸会長)は、令和元年と北海道遺産「小樽の鉄道遺産」選定を記念し、GWの5月3日(金)~6日(月)10:00~17:00、小樽駅前通りの旧手宮線を発着とした「GWはトロッコに乗ろう!」を開いた。

 

 初日3日は好天に恵まれ、春風が心地よく、駅前通りは大勢の観光客が行き来し、興味ある人は立ち止まりトロッコ乗車を体験した。沿道のチューリップや水仙・桜を楽しみ、絶好のトロッコ日和を満喫していた。

 同会会員13人が協して、軌道自転車「トロッコ」4台のうち、2~5人乗りのトロッコ3台がフル稼働した。

 2012(平成24)年に、幌内鉄道全線開通130年を記念して軌道自転車「てみてんぐ号」を走らせ、2013(平成25)年に「レールカーニバル in 手宮」を開催したのが始まりで、今年で8年目となる。2016(平成28)年からGWにも開催され、8月と10月末の年3回の開催の予定で行われている。

 

 乗車希望者は、駅前通りで受付を行い、係員から乗車の注意を受け、片道約450mのレール上を時速10km以下で走行。心地よい春風を受け、レール上を走行する独特の音を聞きながら、往復の景色を楽しんだ。所要時間は約12~13分。

 途中2ヶ所の踏み切りで一時停止するものの、臨港線に到着すると、方向転換するために一旦下車。ターンテーブルの導入でよりスムーズにできるようになった。

 飯田会長は、「トロッコを走らせ、皆さんを盛り上げたい。多くの方に楽しんでもらいたい」と呼びかけた。

 

 札幌から訪れた野村さん一家は、夫婦と5歳の双子4人で乗車を初体験。「友達に聞き、トロッコに乗りたくて来た。歴史ある手宮線でトロッコに乗車して楽しかった。もう一度乗りたい」と満足した様子。

 なお、5月5日(日)子どもの日は、小学生以下無料としている。

 ゴールデンウイークはトロッコに乗ろう! 5月3日(金)〜6日(日)10:00〜17:00
 旧手宮線跡(中央都通り〜臨港線) 乗車料金:小学生以上500円
 問合せ0134-61-7777(兼FAX) 同実行委員会事務局(清水)

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