飲酒事故から7年 小樽商大で追悼式

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 小樽商科大学(緑3・和田健夫学長)は、7年前の2012(平成24)年5月に発生した飲酒事故で亡くなった学生を偲び、5月7日(火)12:15から同大学体育館・追悼の碑の前で、追悼式を挙行した。

 遺族、学生有志、和田学長、鈴木・江頭両副学長、学校関係者ら約120名が出席し、二度と事故が起こらないよう誓いを新たにした。

 痛ましい事故の2年後、2014(平成26)年4月に同碑を建立し、「飲酒により死亡事故を起こしたことに、哀悼の意を捧げるとともに、事故の反省と教訓を深く心に留め、二度と事故が起こらないように」と刻まれ、”5月7日”を、故人の追悼と飲酒事故防止を誓う日と定め、毎年追悼式を実施している。

 

 和田学長は、「希望に燃えて入学し、わずか1ヶ月で生涯を終えざるを得なかった故人の無念さ、ご両親の深い悲しみに思いを馳せ、謹んで哀悼の意を捧げる。全国では、依然として若者が過度の飲酒で死亡する事故が後を絶たない。飲酒は時と場合によっては大変危険な死と隣り合わせの行為。私達は、本日、そのことを再確認し、無関心であることを強く戒める。教職員と学生は、事故を防ぐことができなかったことを深く反省し、この誓いの碑の前で、二度と事故を起こさないことを誓う」と述べた。

 学生を代表し学生自治会・水野可鈴会長(20)は、「悲しい事故が起きてしまったこと、そして事故を繰り返してはいけないことを、先輩から後輩へ、今も語り継がれています。このことを私達は忘れずに、これからも戒めていきます。そして、今日この碑の前で、改めて飲酒事故再発防止に努めます」と誓いの言葉を述べた。

 誓いの碑に、和田学長、遺族、学生自治会の順で献花し、参列者全員で黙祷。亡くなった学生に哀悼の意を捧げた。

 

 遺族は、「7年が過ぎ、社会人になって働いていたんだろうと、どうしてあの時、あの子を守ってあげられたのかと毎日考えているが、答えが出なくて辛い。皆さんは、大学生活を謳歌して社会人になっているのに、息子は事故のせいで、たった1ヶ月の大学生活。もっと学ばせてあげたかった。今でもすごく悔しくて悲しいです。二度と事故を起こさないでほしい。

 4月・5月は楽しい大学生活を送ろうと希望に燃えているので、お酒を間違った取り扱いをしないで、4年間を大切に過ごしてほしい。過去のことにしないで肝に銘じて、大学生活を送ってもらいたい」と涙ながらに訴えた。

 2012(平成24)年5月7日に同大学アメリカンフットボール部の部員が、大学内のグランドで、バーベキューパーティを行なった際に、新入生を含む9名の学生が急性アルコール中毒となり、病院に搬送され、そのうちの新入部員だった1年生の男子学生(19)が、5月24日に死亡。部員50人を無期停学などの懲戒処分、同年7月に同部を廃部にした。

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