住吉神社例大祭本祭り!百貫神輿担ぐ200人

 小樽市内三大祭りを締めくくる小樽総鎮守・住吉神社(住ノ江2・星野昭雄宮司)の例大祭が、7月14日(日)宵宮祭・15日(月)本祭・16日(火)還御祭の日程で開催され、神社周辺には、約200近くの露店が並び、祭りを楽しむ大勢の人で連日賑わっている。

 15日本祭の見所となる百貫神輿が19:00過ぎにスタート。神輿渡御協力会の主管で行われ、今年も道内各地から約200人の担ぎ手が集まった。

 発御式が神社境内で行われ、冒頭、星野宮司は、「百貫神輿は、明治・大正時代に小樽の栄華を極める意味合いで行われ、しばらく蔵に眠っていたが、平成元年に上皇の天皇即位を記念して再び担がれた。今年も令和の新しい時代を迎え、このような形で御奉仕できることを嬉しく思う」と挨拶。

 星野宮司から神社役員に御幣を、宮鍵の角田信博さんに拍子木を、宮鍵から神輿協力会北海男塾に拍子木を授与した。

 北海男塾・和魂曾の新村康之さんの発声で「木遣歌」が響き、小樽北海睦会・関代表の拍子木を合図に、一斉に神輿が担がれ、宮出しが行われた。

 神輿は、急な階段を降り、露店を通り抜け、「セイヤ!セイヤ!」の掛け声とともに左右に揺れた。沿道には大勢の見物客が取り囲み、身動きが取れないほど混雑した。

 鳥居前で一旦休憩を挟み、再び神輿が担がれ、神社周辺を練り歩き、祭りムードを高めた。

 角田さんは、35年前に氏子青年会を発足した人で、「小樽を盛り上げようと発足し、例大祭に毎年奉仕している」と話し、新村さんは、「木遣歌で、神輿が上がり渡御が始まる。担ぎ手の気持ちを一つにする歌」と、それぞれの任務を全うしている。

 祭りの最終日16日(火)は、8:00から神輿御幸渡御発御祭・15:30から田中酒蔵亀甲蔵神輿五基集合・16:30から神社到着「還御祭」・17:00過ぎに福もちまきを予定している。

 

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