建替工事のため閉店していた北陸銀行小樽支店(松田雅伸支店長)が、このほど完成し、10月21日(月)9:00にオープンした。
営業開始に先立ち、店舗前で新築オープニングセレモニーが開かれ、北海道地区事業部本部長の吉田経晃常務執行役員をはじめ、松田支店長、株式会社サイダ・齋田義孝取締役社長(同支店親睦会ほがらか会会長)、小樽商工会議所・山本秀明会頭、株式会社福島工務店・福島正紘社長らが出席して開かれた。同銀行キャクター・ほくまるとりくひめも駆けつけ、会場を和ませた。
主催者を代表して吉田常務は、「小樽支店にとって120周年。北陸銀行が北海道に来て同じく120周年。我々の1号店が小樽支店となる。これまで以上に様々な提案やおもてなしが出来るよう行員一同頑張ってまいりたい」と新たな決意を述べた。
齋田会長は、「120年の年月は明治・大正・昭和・平成・令和の五代を渡り、小樽市民の皆さんとともに金融のパートーナーとして、あるいは商売をしている方の相談役として実績を重ねてきた。120年の節目を機に、ますます市民に近い、そして地元で商売をしている人たちと強い絆を持った銀行として、これからもしっかりと、我々とともに小樽経済の発展とともに歩いてもらいたい」と挨拶した。
その後、小樽潮太鼓保存会による祝いの打演が披露され、新築オープンに花を添え、吉田常務・齋田会長・山本会頭・福島社長・松田支店長によるテープカットが行われた。
第1号記念預金者の齋田会長が、窓口で手続を済ませると、店舗前には、オープンを待ちわびていた市民の長蛇の列ができ、先着300名に紅白饅頭が配られた。
第十二国立銀行から1897(明治30)から、私立銀行として第十二銀行と改称し、1899(明治32)年10月、北海道に1号店として小樽支店を配置。合併などを経て、1943(昭和18)年に同銀行となり、2019(令和元)年に、同支店は120周年を迎えた。
1974(昭和49)年から現店舗で営業を続けていたが、快適な店舗へ建替するため、2018(平成30)年4月から奥沢出張所に移転し仮店舗営業を行っていた。新店舗完成に伴い、同出張所は、10月18日(金)をもって営業終了し、同支店に同時移転した。
新築した支店の構造は、鉄骨造2階建て一部地下1階、店舗延床面積684.13㎡(206.94坪)・ATM2台・駐車場4台(北海道銀行との共同駐車場44台)。
1階ロビー部分を開放的なガラススクリーンにし、外壁の色調も周辺地域の環境と親和性のあるデザインに。外装の一部は、地域に親しまれている札幌軟石を使用。
段差のない出入口・点字ブロック・座ったまま利用できる記帳台・多目的トイレを設備し、バリアフリーに配慮。ゆったりとした広いロビーで、プライバシーに配慮したブース、全自動型貸金庫を導入している。