跨線橋の景観残して!南小樽駅で署名活動

 JR南小樽駅(住吉町10)のバリアフリー化に伴う工事で、桜と跨線橋の景観を残そうと、チーム「小樽の放課後」を立ち上げ、住吉町在住のシンガーソングライター花男(宮田雅斗)さんと梁川通りで店舗を営む平山秀朋さんは、12月4日(水)~6日(金)の3日間で、厳しい寒さの中署名活動を実施した。

 

 4日(水)は10:00〜11:00、5日(木)は10:00〜13:00で、氷点下が続く真冬日の厳しい寒さの中、同駅周辺で署名活動に尽力し約40名の署名を集めた。

 

 花男さんの活動に共感した男性が、5日昼頃に飲物の差し入れを持参し、署名活動のためわざわさ南小樽駅に来たという。花男さんと平山さんの冷えた心と体が一気に温かくなった。

 

 駅という場所柄、時間に余裕のない人も多いが、快く署名に協力してくれる人も多く、予想以上の署名を集めることができた。

 

 現在、同駅はバリアフリー化工事が着工し、乗換通路架け替えとエレベーターの設置を2021(令和3)年3月までの工事期間を予定し、ホーム屋根を一部撤去して増築。ホーム上の通路が変更となり、跨線橋は架け替え新設が決定している。

 

 花男さんは、「小樽らしさを残したい気持ちが強く、署名を始めて同じ気持ちの人とふれあい出会うことができ、この活動は間違っていなかったんだと嬉しくなる。今後も活動をきっかけに、この建物だけじゃなく小樽の建物が少しでも残っていくことを願っている」と話した。

 

 平山さんは、「市民の思いを集めて伝え、結果がどうなるか分からないが、この風景を大切にしたい思いを広めたい」とした。

 

 11月1日(金)からインターネットサイトchange.org上の、“満開の桜と古い跨線橋~私たちの「南樽駅」の風景を残してもらえませんか?”で、賛同者の署名を募り、12月5日現在で214人の署名が集まり、12月末まで続ける予定。

 

 今回の街頭署名とネットの署名を合わせて、2020(令和2)年1月に、JR北海道及び小樽市に提出を予定。同駅での署名活動は6日16:00~18:00まで行う。

 

 ◎満開の桜と古い跨線橋~私たちの「南樽駅」の風景を残してもらえませんか?(外部)

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