近隣高英語教諭が授業 長橋中学校

 小樽市立長橋中学校(長橋4・岡本清豪校長)3年生91名を対象に、12月20日(金)2・3・4校時目に外部講師を招き、英語の授業が行われた。

 

 同校の校区内にある小樽桜陽高校の野綱香英語教諭を講師に招き、「オールイングリッシュ」という英語だけで授業を行った。生徒は緊張した様子も見られたが、野綱教諭のペースに巻き込まれ、除々に慣れ英語の授業を楽しんでいた。

 

 岡本校長は、「今回初めての取り組みだが、校区内の高校なので、志望している生徒には、その学校の先生に会うことで安心感を、また、高校教諭が指導する英語だけの授業の緊張感の両方を感じてもらいたい」と期待を寄せた。

 

 3校時目10:40~11:30は、3年2組27名が授業を受けた。緊張した雰囲気が教室中に漂い、野綱教論の自己紹介で始まった。

 

 2人ずつペアになって会話を体験し、相手の答えに対するリアクションも重要であると学んだ。プリントの例題の英文を見て間違いを探さす問題で、どれぐらい英語が理解できているか、単語や動詞など、発音に注意しながら練習した。

 

 野綱教諭は、「桜陽高校の生徒と雰囲気が同じで親しみを感じた。部活も勉強も頑張っている学校。4月に沢山の皆さんにお会いできると嬉しい」と述べた。

 

 今日の授業で積極的に発言していた林悠太郎さんは、「小学5年の外国語活動で英語を学び、英語は好き。オールイングリッシュの授業だったので、普段ない機会で先生の発音も良かった。英検3級を持っているので、さらに上の準2級の合格を目指したい」と話した。

 

 同校では、外部講師を積極的に招き、生徒に貴重な機会を与え、1月は英語検定試験の準会場となり、普段通う学校で受験が可能であるなど、英語に関する意識を高める取り組みが進められている。