小樽市消防本部 マリンホールで令和最初の出初式

 小樽市消防本部(花園2)は、1月12日(日)10:00から、新春恒例行事である出初式を小樽市民センター(色内2)マリンホールで開いた。

 市民へのアピールと理解をより深めてもらおうと、都通り商店街(稲穂2)アーケード内で実施していた行進を、同ホールに変更して開催。

 消防団員286名・消防職員53名の合計339名が出席し、中村裕之・本多平直衆議院議員ら来賓51名と一般市民約50名が式の様子を観覧した。

 観閲では、迫俊哉市長が登壇し、指揮隊・水槽隊・救急隊・救助隊などに分かれ、各隊の任務に関して映像と解説が流れた。

 土田和豊消防長は、「市民の生命・身体・財産を火災や災害から守るため、関係機関・市民防災組織と連携し、大規模災害をはじめ、あらゆる災害に即応するため、消防体制の充実を図り、安全安心に暮らせる町小樽の創造に、全力で取り組むことをここに誓う」と年頭の決意を述べた。

 第二部は、迫俊哉市長が、「近年は、大規模な災害が多発していることから、市民の防災意識の関心は年々高まっており、昨年も地震や津波を想定した避難訓練が行われた中で、消防団の皆さんが主導的な役割で多数参加され、訓練効果を高めた。今後とも地域防災のリーダーとして更なる協力を求める」と式辞を述べた。

 その後、消防団員勤続表彰や優良消防職員・団員表彰、功績賞受賞者64名を表彰した。

 阿部芳郎消防団長は、「本日は、消防団員が団結して災害に立ち向かう、崇高な精神を表した舞台の観閲をしていただき、数々の表彰状の授与、激励をありがとうございました。表彰を受けた団員は、長年に渡り、積極的に消防活動に取り組んできた姿勢が高く評価された。我々消防団員は、地域防災のリーダーとして積極的に参加し、町会と連携を深めることが重要。様々な研修や訓練を通じて、あらゆる災害に対応できる知識や技術・体力の向上に努め、地域住民の信頼と負託に応えなければならない」と謝辞を述べた。

 受賞者を代表して、消防団勤続30年表彰を受賞した第7分団高橋努副団長は、「地域のために奉仕する消防団の一員として、多くの皆さんに支えられながら困難を乗り越え、本日まで活動してきました。先輩が築き上げた小樽市消防団の伝統を継承し、郷土愛護の精神の下、地域防災の要である消防団の重要性を自覚し、市民の安心安全な暮らしを守るため、今後も努力を続けてまいります」と、答辞を述べた。

 エントランスでは、消防PRブースを開設し、消防資機材の展示や写真による消防本部・消防団の活動紹介、消防団に関するリーフレットの配布、ショウちゃんと妹ミミちゃんとの記念撮影コーナーを設置し、更なる周知を図った。

 ◎小樽市消防本部(外部)

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