令和2年度小樽市人事異動  幹部職81人

 小樽市は、2020(令和2)年4月1日付けの人事異動を、3月19日(木)に発表した。

 今回の人事異動は、2021(令和3)年度に組織改革を予定しているため、大規模な組織体制の変更は行わず、退職・採用による職員の入れ替わりによる業務遂行及び組織力を低下させないことを意識したもの。

 幹部職異動で昇任した部長は、産業港湾部・徳満康浩氏、福祉部・小野寺正裕氏、議会事務局・佐藤正樹氏、小樽市立病院事務部・佐々木真一氏の4名と、次長職11名・課長職14名(医師を除く)。

徳満康浩産業港湾部長 小野寺正裕福祉部長 佐藤正樹議会事務局長 佐々木真一
小樽市立病院事務部長

 異動率は、部長職41.2%(8人/18人)・次長職52.9%(18人/34人)・課長職35.3%(55人/156人)。今回の異動は、部長8・次長18・課長55の計81件(医師を除く)。

 総務部では、コンプライアンス推進室及び総務課情報公開担当主査を廃止し、組織改革・コンプライアンス担当次長、法制・コンプライアンス・情報公開担当主幹及び職員課主査を新設。

 自治法派遣により企画政策室主幹に道から派遣職員を配置、人材育成のため厚生労働省へ職員を派遣(退職派遣)。

 地域防災マネージャーの資格を有する退職自衛官を採用し、災害対策室主査として配置。

 産業港湾部では、日本遺産を活用した観光分野での事業実施のため、担当主幹を観光振興室に移管。森林環境譲与税を活用した事業に取り組むため、担当主幹を配置。

 保健所では、貞本保健所長が2020(令和2)年度末で定年退職となるため、2018(平成30)年6月から欠員となっていた医療業務担当主幹(医師)に代わり、医療業務担当部長(医師)に、現在、道立病院局の道立病院部長を務めている医師を配置。

 建設部では、新幹線開業に向けて体制強化のため、新幹線・まちづくり推進室の新幹線・高速道路推進担当主幹を増員配置。

 教育委員会では、学校適正配置担当の体制を見直し、担当主幹1人のみとする。

 部長職の退職者は、日榮聡総務部長・前田孝一財政部長・相庭孝昭医療保険部長・金子文夫病院局小樽市立病院事務部長の4人で、一般事務職(管理職)で、定年退職者以外の自主退職者はいない。昨年同様に、係長職以下も4月1日付けの異動となる。

 ◎令和2年度小樽市人事異動概要及び一覧(PDF)