小樽市教育委員会は、5月31日(日)までの長期にわたる臨時休業期間中の児童・生徒に、自宅にいる状況でも規則正しい生活習慣を身につけ、再開後も学習をスムーズに継続できるよう、毎週木曜日に、教科書に基づく学習課題を各学校に送付し、小樽市HPでも同日17:00にアップしている。
これまで、各学校ごとで児童・生徒に課題を出していたが、市内共通の取り組みとして、学力向上検討委員会や体力向上検討委員会等の協力を得て、教科書を基に作成。初回分(5月11日~15日)は、5月1日に各学校へデータを送付し、7日〜8日に児童・生徒に配布した。
2回目以降は、毎週木曜日17:00に各学校へデータを送付しHPも更新。学習意欲を高めるため、1週間毎とした。各家庭の状況に応じて、パソコンやスマートフォンの画面からやプリントアウトするなどして見られるようにし、見られない家庭には個別に対応する。
1週間分の計画を立てる時間割や、各々が工夫できるよう、小学生と中学生に分けた体力アップメニューも課題と一緒に配信。
小学校1・2年生は国語・算数、3・4年生は国語・社会・算数・理科・外国語活動、5・6年生は国語・社会・算数・理科・外国語。中学校全学年については、国語・社会・数学・理科・外国語。
小樽では、音読に力を入れており、国語の教科書の指定したページを声を出して読むよう課題に盛り込んだ。担任等は、登校日や家庭訪問等で学習状況を確認する。
谷口剛学校教育支援室主幹は、「休校が長いので、学習習慣や生活習慣を崩さない手助けになれれば」と期待を寄せた。
18日(月)から実施を予定していた分散登校は、25日(月)~29日(金)に変更する予定で、小1・小6・中3は3日間、残りの学年は2回実施し、午前授業と簡易な給食を予定している。