イヌサフラン誤食!小樽市内男性食中毒

 小樽市保健所(富岡1)は、5月11日(月)市内医療機関から、「庭に生えているギョウジャニンニクと思われる植物を食べた数時間後に嘔吐等の症状があり、入院中の患者はイヌサフランの誤食による食虫毒と診断した」と届出があった。

 この男性は、5月5日(火)19:00頃、自宅庭に生えていたギョウジャニンニクだと思っていた植物を採取し、炒めて食べたところ、3時間後に数回嘔吐し、手指のしびれを感じ、翌日医療機関を受診した。

 同保健所は、患者が食べた植物を採取した場所を訪れ、ギョウジャニンニクと類似する2種類の植物を発見。採取して北海道立衛生研究所に検体を依頼。

 昨日、有害植物であるイヌサフラン及びドイツスズランだと断定。イヌサフランからは、毒成分のコルヒチン、スズランからは、毒成分コンバラトキシンが検出された。

 患者の症状は、イヌサフランによる食虫毒の症状と一致し、現在、白血球減少、腎不全等の症状があるため、集中治療を受けている。

 イヌサフランは、園芸用の植物で、秋に薄紫色の花が咲く。コルヒチンいう有毒成分を含み、誤食すると嘔吐・頭痛・腹痛・下痢・痙攣・呼吸のみだれなどを起こし、死亡例の多い有毒植物で、道内では、2015(平成27)年から2018(30)年に死亡事例がある。

 同保健所では、食用であると確実に判断できない植物は、採らない・食べない・売らない・人にあげないことが重要。自宅の庭に植えた覚えのない植物を食べないよう呼び掛け、食中毒をおこしやすい植物を紹介した「毒草ハンドブック(北海道発行)」を配布している。

 ◎毒草ハンドブック(外部)