小樽図書館リニューアル記念 子ども読書の日

市立小樽図書館(花園2・鈴木浩一館長)では、リニューアルオープンを記念して、10月24日(土)に「第4回としょかん発おたる子ども読書の日」のイベントを開催。

 

 新型コロナウイルス感染症の拡大に配慮し、事前予約制を取り入れ、工夫して行われた。

 

 1階の児童室では、10:00から小樽市在住の絵本作家・こぐれけいすけ氏による著書「れんけつ ガッチャン」の読み聞かせが行われ、同書をコンセプトに、新聞紙とガムテープを使ったワークショップに、参加した親子が挑戦。小樽高等支援学校図書局の卒業生3名と小樽桜陽高校3年生1名がボランティアで参加。

 

 思い思いのアイデアで作品が出来上がると、それぞれを連結して遊び、楽しい時間を過ごした。

 

 こぐれ氏は、「半年以上イベントがなく、今日は楽しい時間を過ごすことができた。工作の本を借りて家で作ったり、これからも図書館を利用してもらいたい。ワークショップでは、大作が出来て、子どもたちのテンションも上がり、みんな楽しんでいた」と話した。

 

 参加した佐々木健翔くん(6)は、大好きなアイアンホース号をイメージして作り、弟の翔平くん(5)も一緒に工作を楽しみ、母親は「子どものアイデアはすごいと思った。久しぶりのイベントで楽しかった」と喜んでいた。

 

 11:30から、昨年に続き2度目となる迫俊哉市長による読み聞かせが行われた。

 

 毎年開催されている音読カップの教材に使われている「スイミー」と同じ著者の「アレクサンダーとゼンマイねずみ」を、今後小学校で出会う作家ではないかと選び、後輩の家族が選んだ「ぐりとぐら」の2冊を読んだ。

 

 14:00からは、ぐうちょきぱあによる人形劇の会が開かれ、参加者たちは、読書の日を満喫していた。

 

 このほか、11月8日(日)まで、児童室では「私のつなぐ絵本」を紹介。学校図書館司書6名と学校司書2名、ぐうちょきぱあ・たるBOOK・子どもと絵本をつなぐ会から紹介された、次世代の子どもたちへつなぎたい絵本14冊を展示し、2階郷土資料館では、「小樽図書館いまむかし」と題し、同館の歴史を様々な資料で紹介している。

 

 ◎市立小樽図書館(外部)

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