おうち時間を応援 小樽図書館ミニ展示会

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、外出自粛し自宅で過ごすことが多くなり、市立小樽図書館(花園5・鈴木浩一館長)では、おうち時間を楽しんでもらおうと、“おうち時間”を応援!の展示を始めた。

 

 同館の児童・一般・郷土の3つのチームが、おうち時間を応援するテーマに沿った本を約350冊ピックアップし、密を避けたコーナーを設け、児童から大人までが興味を示して、普段手にとらない本に出会い、選ぶきかっけになればと期待している。

 

 12月26日(土)から、同館1階児童室で子ども向けに、なくなり次第終了となる「おうちでチャレンジ!オリジナルはんこを作ろう!を開催。

 

 行政手続きのデジタル化を進める政府が、押印を無くそうとしている今話題の「脱はんこ」にちなみ、児童チームのアイディアが詰まった、ハンコづくりキット限定20セットの配布も始めた。

 

 セットには、ダンボールと食品トレー・ふわふわの緩衝材・カーボン紙・かがみ文字の五十音表・説明書などが入っている。

 

 トレーに油性マジックで文字を書くと、溶けて溝ができることを利用してオリジナルハンコを作れ、この他に、野菜の切り口などで面白い形のハンコが楽しめる。

 

 北海道の地域性に沿って、児童生徒の発達段階を充分考慮して選定した、北海道青少年のための200冊展も始まり、1月28日(木)まで貸出を行っている。

 

 雑誌コーナー前では、1月11日(月)まで「おうち時間でちゃんレンジしてみよう」と題して、家の中でもできる簡単でおいしい料理本や簡単ストレッチ、趣味の本を集めた。

 

 カウンター前では、1月28日(木)まで、独特のアイヌ文様の世界について紹介し、切り絵も楽しめる本も貸出している。

 

 また、「はんこ文化を知ろう」と題し、小樽職人の会会員の松田印判店(稲穂3)店主から、リーフレットや資料の協力もあり、はんこの歴史や役割を知るコーナーが2月25日(木)まで。

 

 郷土チームの嶋田さんは、「おうちにいる時間が長くなるが、前向きに過ごせる手伝いができればと思う。密にならないように開催しているので、ぜひ足を運んでください」とPRした。

 

 12月28日(月)~1月4日(月)は休館。

 

 ◎市立小樽図書館HP(外部)