小樽市内コロナ感染3名 石橋病院クラスター収束

 小樽市(迫俊哉市長)は、2月26日(金)に、市内785例目〜787例目(道内19047例目〜19049例目)となる新型コロナウイルスに感染した患者3名が確認されたと、27日(土)15:00に発表。

 

 市内785例目の職業非公表・小樽市在住の60歳代男性と、市内786例目の小樽市在住・年齢・性別・職業非公表は、市内陽性患者の濃厚接触者で、どちらも2~3人の濃厚接触者を検査中。市内787例目は感染経路不明で、濃厚接触者を2人ほどを特定して検査中。重症者はなし。

 

 昨年12月22日(火)に患者1名の陽性が分かり、28日(月)に患者1名、そして、29日(火)に患者22名・市外在住職員1名の計25名にも及び、これまで市内で発生したクラスターの中で一番大きかった石橋病院は、2月26日(金)いっぱいを以って、クラスター収束となった。患者はすべて精神科に入院中だった。

 

 12月29日に保健所も参画して、石橋病院長を本部長とする現地対策本部を設置し、30日(水)にクラスター発生を公表。

 

 北海道からの医療支援や系列病院から看護師の支援が入り、2ヶ月に及び、感染者の発生に対応してきた。

 

 これまでの感染発生状況は、入院患者109名・職員22名の合計131名。1階病棟・2階3病棟・3階2病棟・3病棟のみ、感染の発生を抑えた。

 

 2月8日(月)の職員の公表分から感染者はなく、25日(木)に保健所が現地調査を行い、院内に感染防止対策に問題がないとし、26日(金)いっぱいを以って収束したことを確認した。

 

 3月8日(月)から、外来及びデイケア(治療の一環で訓練や作業を行う)は再開を予定し、緊急時を除く新規入院について受入時期は未定。

 

 発生から収束まで約2ヶ月を要したことについて、保健所は、「大きな医療施設なのでやむを得ない。病院の努力もあり収束することができた」と話している。

 

 市内で発生したクラスター関連は、協会小樽病院67名(入院患者33名・職員34名)だけとなった。同病院では、22日(月)に職員1名の陽性を確認、その後、新規感染者は確認されていない。

 

 小樽市における現検査状況は、累計14,113名のうち陽性者787名。陽性者のうち入院中15名・宿泊療養施設4名・宿泊療養施設調整中3名、陰性確認済等724名、死亡41名。

 

 ◎新型コロナウイルス感染症の市内発生状況(外部)

 ◎2月27日新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(PDF)

 ◎小樽協会病院HP(外部)

 ◎石橋病院HP(外部)

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