明峰高校校長 小樽商大で教職課程授業

 小樽明峰高校(最上1)石澤隆一校長は、5月11日(火)16:10から、小樽商科大学(緑3)5号館1階171教室で、教職課程を受講する学生約20名に、「総合的な探求の時間指導法」の講義を行った。

 

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、7名の出席者と、他はZoomによるリモートで授業が行われた。

 

 同高校では、同大学生に放課後学習の実施を検討しているため、商大との連携を深め、学生にとっても、今後、履修する小樽の活性化について本気で考えるプロジェクト(マジプロ)を学ぶきっかけにもなると、石澤校長がこれまで携わってきた社会体験学習を中心に進めた。

 

 今年4月から就任したばかりの石澤校長は、昨年まで同校の教員として33年間勤務。女子校だった昭和高校時代から教鞭をとり、1995(平成7)年に共学となって明峰高校に改名され、同時に社会体験学習がスタート。

 

 1年生を対象に、社会体験学習として生きる力をつけてもらいたいと、地域の企業や施設と関わる体験を通じて、なりたい自分を発見する社会体験学習をインターシップに先駆け実施。

 

 本日出席の商大生には、事前に社会体験学習報告集2021年春を読んでもらい、同学習の事前指導や事後指導に取り入れるべき内容や改善点・問題点などの意見を求めた。

 

 学生からは、実習生へのメンタルケアは学校や家庭でどのようにしているか?なぜ1年生を対象に社会体験学習をするのか、生徒はどうやって実習先を選ぶのかなどの質問があった。

 

 「実習で得た知識や経験を、具体的にどのような活用ができそうか考える時間や、振り返る時間を作ってはどうか。実習前の印象と実習後のギャップを、他の生徒と共有する時間を作ることで学びが深まるのでは」と、学生から事前に提出されたレポートも含め、今回の授業で参考になった貴重な意見があった。

 

 石澤校長は、「真剣に学生の皆さんが考えくれたことを、今後の社会体験学習の発展に参考にしたい」と話した。

 

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