未来創造高おたる案内人合格者 市内観光体験

 NPO法人OBM(小樽ブランディング&マーケティング・伊藤正明理事長)は、今年3月実施のおたる案内人2級に合格した小樽未来創造高校生徒12名を、7月10日(土)の市内観光体験ツアーに招待。

 

 主催した同法人は、小樽の観光と物産振興を目的に設立。おたる案内人に合格した生徒に様々な体験を通じて、小樽の街を再発見し、街に一層興味を抱いてもらおうと開かれた。

 

 10:00に中華レストラン好(色内1)に、生徒12名と教員1名が集まり、テキスト作りや指導を行っている、小樽歴史文化研究所の石井伸和副代表理事が「若者とまちづくり」と題してレクチャーを行った。

 

 石井氏は、「地域を学び、地域を楽しみ、地域に興味を持って創る。これがまちづくり。小樽観光の特徴はまちづくりにあり、若者は観光地小樽を楽しみ学べ、未来の観光地小樽を創ることができる貴重な存在。

 

 これまでの合格者は、最年少は小学4年生から最年長は80歳まで1,000人を超えた。この挑戦にものすごく拍手を贈っている。自分のまちを良くしようと、ひとりひとりに行動してもらいたい」と述べた。

 

 伊藤理事長は、「高校生が小樽の観光に興味を持ってくれていることに驚いた。小樽の楽しさ・面白さ・観光のポテンシャルの高さを体験してもらい、自分たちが感じた小樽観光のすばらしさを周りの人に発信してもらいたい」と期待。

 

 一行は、えびす屋の人力車6台に乗り、ぜん庵から銀行街と色内を周遊し、運河プラザ前で下車。11:00に運河クルーズの貸切便に乗船。40分間の通常コースで、運河遊覧を楽しんだ。

 

 参加した3年の坂上月さんは、「人力車も運河クルーズも初めてのこと。皆さんの期待を受けて少しプレッシャーを感じたが、今日の体験を通じて、他の人にも小樽の知名度を上げるよう努めたい」と話した。

 

 同レストランで昼食を済ませ、午後からは、大正硝子館でとんぼ玉と、オルゴール堂でオルゴールの製作体験に分かれて参加し、その後堺町通りを散策。休憩先の「くぼ家」で解散した。

 

 ◎小樽観光大学校「おたる案内人」(外部)

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