小樽水産加工グランプリ 三浦水産「ホタテdeポン」

 小樽水産加工品ブランド推進委員会(小松義幸委員長)主催の第4回小樽水産加工グランプリ金賞に、有限会社入久三浦水産(三浦一浩代表取締役)の「ホタテdeポン」が選ばれ、9月2日(木)11:00から市役所(花園2)2階市長応接室で表彰式が行われた。

 

 小松委員長をはじめ、各賞の代表者が出席し、表彰状・楯・シールの目録が贈呈された。

 

 この事業は、小樽で製造されている水産加工品のブランド化及び消費拡大を図り、水産業の活性化を推進することを目的に、2014(平成26)年から隔年で実施されている。

 

 昨年はコロナ禍で中止となり、今年に延期された第4回目を、8月25日(水)にグランドパーク小樽(築港11)5階海で審査会が開かれ、10社から出品された12品を、11名の審査員が実食するなどして厳選な審査を行った。

 

 金賞は三浦水産のホタテdeポン(3種の味)セット、銀賞に株式会社NSニッセイ(松田さゆり代表取締役)の北海道産秋鮭の食べるスープ、銅賞に有限会社ツクナカ(谷口慎一代表取締役)のアヒージョ風帆立とチーズが選ばれた。(表彰式写真提供:広報広聴課)

 

 小松委員長は、「日頃、消費者のニーズに応えるよう、弛まぬ努力を続けている。幅広く情報発信し、アピールしていきたい」と述べた。

 

 迫市長は、「小樽の水産加工業は、本市において大切な産業で経済を支えている。審査員から高い評価を得た3商品は、いずれも話題性に富み、今後、さらに後押しをさせていただきたい」と高く評価した。

 

 三浦代表取締役は、「非常に嬉しい。自社の中で同商品はは新ジャンルの存在。牛乳やチーズを使うのは初の試み。知人に教わりながら試行錯誤して作り上げた。いろいろな人の力を借りて商品ができた。

 

 ひとつ残念なのは、これを見た人から、これって本当に入久さんで作ったんですか?と言われること。今後も商品を開発し、ものづくりの観点から小樽を発信していきたい」と述べた。

 

 NSニッセイの松田代表取締役では、「北海道の食文化を残したい思いから作った。三平汁はもともと寒さを耐えるためのものだったが、現代風にアレンジした。

 

 この商品はクリームシチューの素を入れることでもアレンジできる。1つのものでいろいろと楽しめるようにした」と話した。

 

 谷口代表取締役は、「この商品を作るきっかけとなったのは、コンペだったが残念ながら落ちてしまい納品できなかった。祝津の原料で作ろうと出品した。鮮度を保つことができるようになり、漁業関係者やトラックの配達など、多くの人の協力があって叶った。まだ、販売前だが、売れ行きが良ければ、大手量販店やどさんこプラザで販売しようと思っている」と話した。

 

 受賞された商品には、金賞・銀賞・銅賞のシールが貼られ、小樽市を代表する水産加工品として幅広く情報を発信し、販路拡大に繋げるよう積極的にアピールされる。

 

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