障害者自立更生者と更生援護功労者 小樽市表彰

 小樽市(迫俊哉市長)では、12月9日(木)9:30から市役所(花園2)2階市長応接室で、小樽市障害者自立更生者と更生援護功労者2名の表彰式を行った。

 

 身体障害または知的障害のある人で、自立更生されて他の障害者の模範となる人を「障害者自立更生者」、永年に渡り、障害者の自立更生支援に尽力された人を「障害者更生援護功労者」として表彰している。

 

 2021(令和3)年度は、障害者自立更生者に清野房子さん(80)、障害者更生援護功労者に白幡修治さん(75)が選ばれ、迫市長から表彰状が贈られ、「前向きに人生を楽しんでいる。障害のある方へのお手本となる方を選ばせてもらった。育成会に参加し尽力され、今後の福祉政策にも力添えをいただきたい」と、これまでの努力に敬意を表した。

 

 視覚障害を持つ清野さんは、1989(平成元)年に小樽視覚障害者福祉協会に入会し、同会の行事やデイサービスに積極的に参加。生花教室や籐芸教室に出向き、細かい作業にも一生懸命に取り組み、会の組織強化に寄与。

 

 読書が趣味で、毎日、点字図書館の新聞音声データを聞き、視覚協会から永年会員として2度の表彰を受けている。

 

 子どもたちを立派に育て、温厚な性格で会員にも親しまれ、小樽身体障害者福祉協会(藤原克之事務局長)により推薦された。

 

 一方、白幡さんは、1984(昭和59)年5月から小樽手をつなぐ育成会(藤井浄会長)に参加し、判断力にすぐれ温厚な人柄から、会員や役員の信頼を得て、2011(平成23)年に監査として理事会に参加するなど積極的に活動。

 

 2017(平成29)年に開催された第4回全国手をつなぐ育成会全国大会北海道大会では、大会実行委員として分科会責任者として活躍し、大会成功に大きく寄与した。

 

 現在、同会副会長を務め、同会活動への功績は大きいと、同会より推薦を受けた。

 

 清野さんは「この度の表彰はとても嬉しい。今後について特に考えていないが、これまでと同じように過ごしたい」と話し、白幡さんは「素晴らしい表彰をいただき、元気なうちは続けたい。藤井会長を見習って頑張りたい」と喜んでいた。

 

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