小樽北陵中で区域内小学5年生と合同授業

 小樽市立北陵中学校(清水町5・岡本清豪校長)は、10月30日に続き、12月13日(月)に、校区内小学校の5年生を対象とした2回目の合同授業を行った。

 

 市立手宮中央小学校5年生36名と同高島小学校5年生27名が、2つのグループに分かれて、中学校教師から体育・音楽・図工を学んだ。

 

 同校は、2020(令和2)年度から、北海道教育委員会から学園制加配活用事業の指定を受け、中学校校区内の学校をひとつの学園とし、繋がる仕組みづくりを実践。5教科については小学校へ出向いて教科担任制の授業を行い、2校の児童が集まって合同学習を実施している。

 

 2021(令和3)年度の重点目標に、「未来につながる力を育てる〜小中一貫教育の推進〜」を掲げている。

 

 岡本校長は、「小中一貫の取り組みとして、5・6年生と中1との繋がりを大切にすることを中心としたい。5年生のうちから、2年後に入学する中学校で一緒に学ぶ他校の友だちがひとつになって、中学校で学べる機会を作ることが、中1ギャップの改善に大きく影響する。

 

 5年生と6年生は、20時間ずつ実施を予定しているが、コロナ禍で会することが出来なかった時には、中学校教員が小学校へ出向いて授業を実施した。10月末からは本来の目的にあった合同授業の形で実施することができた。

 

 中1ギャップが大きな課題となり、不登校に繋がる生徒もいるため、小5〜中1の連携を強化することが大切だ」と、合同学習の必要性について話した。

 

 今回の合同授業では体育と音楽の授業が分かれて行われ、高島小の男子児童は、「手宮中央小に友だちはいない。授業は難しいけど楽しい」と話していた。

 

 ◎小樽市立北陵中学校(外部)

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