小樽市ワクチン3回目接種 6か月間隔に前倒し

 小樽市保健所(富岡1)では、新型コロナウイルスワクチン3回目の接種について、1月11日(火)15:00から市役所(花園2)2階市長応接室で、田中宏之所長と柴田健治次長がレクチャーを開き、進捗状況や今後の予定等について説明。

 

 国からの前倒し接種の考え方が示されたため、市の接種方針を医師会や医療機関と協議したところ、一定の方向が決まり、2回目からの間隔を前倒して3回目の接種する等の説明があった。

 

 医療従事者については、2021(令和3)年12月13日(月)から3回目の接種を始め、現在も進行中で、次の段階で高齢者施設利用者と従事者、病院又は有床診療所の入院患者と続き、集団接種をできるだけ早く多くの人にできるよう、接種体制を整えているところだという。

 

 高齢者施設や障がい者施設等の入所者・従事者、病院又や有床診療所の入院患者については、2回目の接種から6か月以上の経過で接種できるとし、医療機関との準備が整ったところから接種券が届いてなくても開始し、接種券が届き次第、予診票の記載内容を転記して医療機関へ提出するとした。

 

 国から前倒し接種の対象として、通所事業所の利用者や従事者についても、事業所としてまとめて接種したい場合は行えるとしている。

 

 3月31日(木)時点で65歳以上の人は、7ヶ月以上経過していれば接種でき、おおむね2月以降に接種を行う。但し、2021(令和3)年6〜7月にかけて2回目の接種をした人が大勢いたため、接種体制の確保から接種券の発送を2〜3週間遅らせる見込み。

 

 それ以外の18歳以上64歳以下の人は、当初の予定通り、接種から8ヵ月以上の間隔で3月以降の接種となり、接種券が届いてから予約を取る。

 

 接種券の発送は2回目の接種に応じて発送し、65歳以上の人は1月25日(火)から、64歳以下の人には2月9日(水)から開始し、1週間毎に間隔を開け発送していくが、あくまでもワクチンの確保量と接種体制の状況を見ながらとした。

 

 職域接種や1回・2回目を集団接種した人は、4月以降に集団接種を予定。ワクチンについては、ファイザーもモデルナでも効果・安全性に違いはないが、予約の時点でどのワクチンを接種しているかが分かるようにし、具体的なスケジュールに関しては、ワクチンの確保量と接種体制が確定した場合に説明を行うとした。

 

 1月中の接種対象者は、2回目から7か月間隔の人が6,530名、2月中の接種対象者は、2回目接種から8か月間隔の人が31,568名。

 

 1月10日(月)時点で、オミクロン株疑いで、北海道衛生研究所に4件の検体(1月6日公表分と10日公表の3件)の解析を依頼し、うち1件の結果について判定不能と連絡があった。

 

 ウイルス量が少ない場合に起こり、デルタ株ではないがオミクロン株かは不明。残り3件については、後日結果が出る見込み。

 

 田中所長は、「急速にオミクロン株への置き換わりが進んでいる現状で、市民には、3密回避や人と人との距離を保つ・マスク・手指の消毒・換気の励行・基本的感染防止行動を充分とるようお願いしたい。

 

 前倒し接種に関しては、特に早く行い、64歳以下についても2回目接種から8ヵ月後の完了を目標とし、3回目の接種を受けてもらいたい」と述べた。

 

 ◎新型コロナウイルスワクチンの接種状況について(外部)

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