小樽市美術館協力会へ売上寄贈 市内美術家チャリティ展

 昨年の暮れにサロン・ド・宮井(宮井額縁店・花園1)で開催されたチャリティ展の売上金4万円を、市立小樽美術館協力会(山本信彦会長)へ寄贈し、1月13日(木)11:00から贈呈式が開かれ、新明英仁美術館長をはじめ、美術家の阿部典英氏・宮井保郎氏・羽山雅愉氏が出席。

 

 寄附金を手渡された山本会長は、「作家が苦労した善意のお金。その気持ちが嬉しいく、とてもありがたい」と感謝した。

 

 チャリティ展は、市民と作家のコミュニケーションの場として、2019(令和元)年から始まった。

 

 昨年は12月13日(月)〜26日(日)の2週間で、同サロンを会場に、小樽の美術家26名が1点ないし2点を出品し29点を販売した。そのうち12点の売上金と募金箱を合わせ4万円とし、使い道については同協力会で考え決める予定。

 

 阿部氏は、「少しずつ貯めてコレクションするための積立などをし、展示会をレベルアップさせ、市民が見たいものを実現させたい」と話し、新明館長は「古い建物を充実させ、今後も良い作品を展示していきたい」と話した。

 

 現在、開催中の特別展「2つのピント」の最後を締めくくる出展作家・羽山雅愉氏と高野理栄子氏が、1月16日(日)14:00〜15:00にアーティストークを開く。事前申込に余裕があるため、来場を呼び掛けている。

 

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