自然の風景を表現 小樽で盆栽教室

 小樽盆栽会(山田秀男会長)は、市内で盆栽店を営む毛利昇さんを講師に、小樽市公会堂(花園5)で、2022(令和4)年度盆栽教室を5月~10月に月1回(全6回)開き、市民に盆栽の基礎や作り方などを指導している。

 

 初回の5月8日(日)は盆栽を育てるための基本、2回目の6月12日(日)は、新人3名を含む10名が参加して、盆栽の素材づくり(選び方など)と挿し木の実演が行われた。

 

 鉢の中に自然の景観を意識し、風雪に耐えた木の様子など自然の縮図を表現することが盆栽の良いところで、針金を使い自然にある形を生み出す。

 

 毎日観察して虫や病気などを発見してあげることも大事で、素材を手に入れる時は、枝が沢山あるものを選び、古さも重要だと説明。

 

 実演の挿し木は姫りんごを使用。ビニールポットに鉢底ネットを敷き、養土を8分目まで入れ準備。切り口や葉の処理などの工程作業を行い、最後にポットに挿して完成。

 

 自宅に持ち帰り、世話をしながら秋までには根が出て、来年の春には鉢に移し、再来年には花を咲かせる予定。

 

 新しく入会した女性は、「自然の風景を表現するとのことで、今は難しいけれど奥深いと感じている。家庭菜園とは全然違う」と話していた。

 

 今後は、7月31日(日)に剪定の仕方、8月28日(日)は針金をかけるなど盆栽づくり、9月11日(日)は盆栽飾りの知識、10月2日(日)は小樽市文化祭盆栽展の展示体験(展示盆栽の仕上げなど)を学ぶ。

 

 現在、会員募集中で、受講料無料・材料費5,000円程度。問合せ:080-1971-3933、FAX:0134-22-3933 小樽盆栽会事務局。

 

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