心温まる“陵子のファミリー展” 小樽美術館

 水彩画が大好きな石田陵子さんの「陵子のファミリー展」が、6月15日(水)から、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで始まった。

 

 石田さんは、亡くなった古屋五男さんの教室で学び、その後、桑原正憲さんが代表を務める杜の広場での輪絵画会や、生涯学習プラザでのパレットの会に所属し、日々作品作りに励んでいる。

 

 12年前に古屋ギャラリーで「陵子の初めての個展」を開いた後、今回は2回目の個展となる。

 

 出展した作品の製作年代は幅広く、高校生の時に竹に墨を付けて描いた「菊」や、初めて市展に入選した「秋色」、リアルな「棒鱈」は、何時間もかけて描き市展に入選。

 

 知人製作の額に合わせて描いたバラや水仙、チューリップ、紫陽花など、静物から風景までテーマも多彩で、夫の力雄さんをモデルにした作品も。

 

 教室の人に、石田さんをモデルに描いてもらった作品や、桑原代表も賛助作品3点を出展している。

 

 亡き母が描いた「グラジオラス」や「ほおずき」、「おもちゃかぼちゃ」の思い出深い作品も並び、描くことが好きな2人の娘たちが家族を描いた作品や孫の作品も展示され、親子代々の絵心を感じる。

 

 石田さんは、「コロナ禍でも来ていただけるとありがたい。これまで描いてきた作品をぜひ見てください。これからも絵を描くことの楽しさを持ち続け、描いていきたいと思う」と話した。

 

 陵子のファミリー展 6月15日(水)〜19日(日)10:00〜16:00
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー 入場無料

 

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