町の魅力再発見! 3年ぶりおたる街並みスケッチ大会

 おたる街並みスケッチ大会実行委員会(金久保兵士郎委員長)では、9月11日(日)12:30から小樽市観光物産プラザ(色内2)3番庫ギャラリーを拠点に、3年ぶりとなるおたる街並みスケッチ大会を開いた。

 

 歴史的街並みを散策しながら街の魅力を堪能し、絵の上手下手には捕われずにスケッチの楽しさを共有・体験することを目的として、今回は子どもから大人まで30名が参加した。

 

 会場では、8月6日(土)に余市フゴッペ海岸で野焼きした、小樽縄文人の会(前田隆護会長)の縄文作品展示会が開催された。

 

 大龍我眞さんの縄文土燈(ランプ)をはじめとする縄文土器や、竪穴式住居を再現した作品にも注目が集まり、子どもたちによる現代的な作品や縄文土器をイメージした個性豊かな作品が並んだ。

 

 へいしろうスケッチ倶楽部のメンバーによる絵画作品も展示され、歴史的建造物をスケッチする時のポイントアドバイスも紹介。

 

 本日の参加者の完成した作品も随時展示され、好きな絵を参加者と来場者による投票で景品が贈呈された。

 

 また、でこぼこ形状を写し取る技法「フロッタージュ」を取り入れた作品作りやぬりえなど、誰もが楽しめるよう工夫もされ、芸術に触れる良い機会となっている。

 

 今回4枚目の制作となる巨大タペストリー(長さ12m×幅1.2m)では、思い思いの線や形を描き、色とりどりに彩色され、今週中にウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ネイチャーチャンバーに展示する予定だ。

 

 初めて参加した杉之原真紀さんは、旧日本銀行小樽支店を2時間かけて水彩画で描き、フロッタージュも体験し、「銀行の中心的役割を果たした日本銀行に敬意を払いこの銀行を選んだ。

 

 参加してみて、住んでいる街を見直すきっかけになった。絵を描く時、すごくじっくり見て考えて描いたので、描かなければ通り過ぎるだけだった」と話した。

 

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