子どもたちに交通安全啓発で警察署と協力 小樽図書館

 9月17日(土)11:00から、市立小樽図書館(花園5・鈴木浩一館長)と小樽警察署(富岡1・本間幸博署長)が協力し、小学生以下を対象に交通安全啓発活動を行った。

 

 子どもたちが大好きなパトカーや白バイを展示し、乗車体験や女性警察官による交通安全や防犯ルールに関する紙芝居で、交通安全や防犯意識を高めた。

 

 開始前から親子連れが続々訪れ、同館前に展示しているパトカーや白バイに興味を示し、乗車したり写真撮影を楽しみ、白バイ警察官らの話にも興味を示していた。

 

 児童室では、紙芝居のほかに、警察官が携帯している手錠や警棒に触れることができるコーナーも設けた。

 

 交通安全の紙芝居では、横断歩道の渡り方・シートベルトの仕方・自転車に乗る時の注意点などを伝え、防犯については、「はなちゃんのかえりみち」という紙芝居を読み、知らない人に声をかけられたら、いかない・のらない・大きな声を出す・すぐに逃げる・知らせるの「いかのおすし」を実行するよう指導。

 

 小1と4歳の姉弟は、「初めてパトカーや白バイに乗り楽しかった。いかのおすしは、学校で聞いたことがある」と話し、母親と一緒に来た男の子は、「白バイは珍しいから乗りに来た」と喜んでいた。

 

 6月29日(水)に開催され小樽警察署協議会の中で、委員を務める鈴木館長が、2021(令和3)年に同館で実施の小学低学年を対象にしたパトカー乗車体験が、交通安全啓発活動に効果的であったと報告。昨年に続き、今回も児童への更なる交通安全意識の浸透を目的に実施された。

 

 鈴木館長は、「図書館は、本の好きな人だけではなく、いろいろな情報を求めて来てもらいたい。事故や事件から市民守る警察官の仕事を、子どもたちにも分かってもらいたい。

 

 実際に来場して、交通事故の問題や安全のPRもできたらと今年も実施した」と話し、同署・小林正春刑務課長は、「6月29日に開かれた同協議会での鈴木館長の報告から、規模を拡大して実施し、子どもたちが沢山集まり効果的だった。今後も継続して実施したい」と述べた。

 

 警察署協議会は、全国のすべての警察署に置かれ、小樽では現在9名の委員で構成されている。警察署長が地域住民の意見を聴き、理解と協力を求める場として活用されている。

 

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