北海道ガス社員3名初期消火で表彰 小樽市消防本部

 小樽市消防本部(花園2・土田和豊消防長)は、11月29日(火)14:00から消防庁舎4階で、火災鎮圧に対する表彰を行い、北海道ガス株式会社の会社員3名に表彰状が贈られた。

 

 9月1日(木)に入船4丁目で発生した建物火災において、同社小樽支店(入船4)に勤務する安井圭太さん(43)・三上武志さん(63)・角田和隆さん(45)の3名は、いち早く火災に気づき、社内の消火器を持参し初期消火及び避難誘導した結果、大きな火災に至らなかった。

 

 火災発生の13:00頃、事務所にいた安井さんが焦げ臭さに気付き、3人で現場に急行した。三上さんは、持参した消火器を使って消火活動をし、「大きな火災にならなくて良かった」と話した。

 

 角田さんは、「火災の悲惨さを目の当たりにしている。高齢な方で状況が把握できない様子だった。家族が取り残されたりすることなく、火災を防ぐことが出来て良かった。仕事柄、ガスを扱うため急ぐ癖がついている。」と話していた。

 

 安井さんは、「毎年実施の火災訓練に、消防署から消火器の使い方を指導してもらっているため、当日の対応ができたと思う。ぼやで良かった」と話した。

 

 土田消防長は、「勇敢な行動で市民の安全が守られ、感謝している。業務関係上、俊敏な行動が身についているため、このような結果に繋がったのだと思う。

 

 これからも皆さんの力を借りて、市民の安心安全を守っていきたい。引き続き、よろしくお願いします」と感謝した。

 

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